7.7.11 IMPORT CELLDISK
用途
IMPORT CELLDISK
コマンドは、すべてのエクスポート済セル・ディスク、またはセル・ディスクを含む物理ドライブを移動したセル上のエクスポート済セル・ディスクを復元します。
セル・ディスクは、通常、セル・ディスクのエクスポート元のセルとは異なるセルにインポートされます。たとえば、エクスポートしたセル・ディスクを含む物理ドライブが、異なるセルに移動された場合などです。
セル・ディスクやグリッド・ディスクが含まれるディスクをあるマシンから別のマシンに移動する場合、そのデータをASM障害グループに基づいて慎重にリバランスしてください。セルのすべてのディスクを別のセルに移動する場合は、障害グループ全体が移動されるため、ASMリバランスを実行する必要はありません。
構文
IMPORT CELLDISK { ALL | cdisk_name LUN=lun_id
| cdisk_name | LUN=lun_id }
[, comment=comment_text] [FORCE]
使用上のノート
あるセルから別のセルにセル・ディスクを移動するには、EXPORT CELLDISK
コマンドとIMPORT CELLDISK
コマンドを使用します。現在のセルに障害が発生した場合、通常はすべてのディスクを新しいセルに移動します。最初に、任意のセルのセル・ディスクをエクスポートします。次に、CellCLIユーティリティを使用して、セル・ディスクを含む物理ドライブを移動したセルに、エクスポートしたセル・ディスクをインポートします。
セル・ディスクのエクスポートおよびインポートを使用しても、ASMを有効範囲にしたセキュリティまたはDBを有効範囲にしたセキュリティに関連付けられたセキュリティ構成の詳細は保持されません。したがって、セル・ディスクのエクスポートおよびインポートが成功した後、ASMを有効範囲にしたセキュリティまたはDBを有効範囲にしたセキュリティを削除して再構成する必要があります。
IMPORT CELLDISK
コマンドの実行時の考慮事項は、次のとおりです。
-
ALL
、セル・ディスク名、LUN ID、またはセル・ディスク名とLUN IDを指定する必要があります。-
ALL
を指定すると、ImportRequired
ステータスのセル・ディスクがインポートされます。 -
セル・ディスク名を指定し、LUN IDを指定しない場合、管理サーバーでそのセル・ディスクが認識されていれば、指定した名前のセル・ディスクをインポートできます。認識されているセル・ディスクは、
status
をImportRequired
に指定したLIST CELLDISK
の出力で表示されます。 -
LUN IDを指定し、セル・ディスク名を指定しない場合、LUNがスキャンされ、セル・ディスクがインポートされます。この別形式のコマンドは、新しく挿入されたために管理サーバーとセル・サーバーに認識されていないセル・ディスクをインポートする際に使用できます。
-
LUN IDとセル・ディスク名の両方を指定すると、LUN IDはセル・ディスクのインポートに使用され、名前はインポートしたセル・ディスク名を変更する際に使用されます。
-
-
comment
属性に新しい値を入力して、セル・ディスクの既存のコメントを更新できます。 -
セル・ディスク名は、セル内で一意の名前であるかどうかが検証されます。インポート前にセル・ディスク名を変更して、一意性を確保できます。
-
セル内のグリッド・ディスク名は、一意である必要があります。
EXPORT
およびIMPORT
コマンドを使用してあるセル(cell_A
)から別のセル(cell_B
)に物理ディスクを移動すると、ターゲット・セル(cell_B
)に同じ名前の2つのグリッド・ディスクが割り当てられる可能性があります。この場合、セル・ソフトウェアでは、グリッド・ディスクの一方の名前に一時的な接尾辞(_duplicate_name
、_duplicate_name2
、_duplicate_name3
など)を追加することで、この名前の競合を自動的に解決します。この追加の接尾辞により、CellCLIコマンドで明確にグリッド・ディスクを指定できます。セル(
cell_B
)で名前が重複しているグリッド・ディスクには、次のコマンドを使用して新しい永続的な一意名を付けることをお薦めします。ALTER GRIDDISK gdname_duplicate_name NAME=new_unique_name
物理ディスクを元のセル(
cell_A
)に戻すか、ディスク名を変更せずに別のセルにディスクを移動すると、グリッド・ディスクは元の名前で表示されます。 -
LIST CELLDISK
コマンドにより、インポートが必要なセル・ディスクを把握できます。コマンドの出力は次のようになります。CellCLI> list celldisk CD_01_cell00 normal CD_01_cell01 normal CD_01_cell02 importRequired CD_01_cell03 importForceRequired CD_01_cell04 importRequired CD_01_flash0 normal CD_01_flash1 normal CD_01_flash2 normal CD_01_log00 normal CD_01_log01 normal
-
セル間でのセル・ディスクのエクスポートおよび移動に失敗した場合、
IMPORT
にFORCE
オプションを指定する必要があります。指定しないと、エラーが発生します。FORCE
オプションを使用する場合は、事前にOracleサポート・サービスに問い合せることをお薦めします。 -
IMPORT
コマンドでは、ディスクがエクスポート済であるかどうかがチェックされます。エクスポート済である場合、IMPORT
コマンドによってOracle ASMはグリッド・ディスクを認識できるようになります。ディスクがエクスポート済でない場合、IMPORT
コマンドでFORCE
オプションを使用してディスク上にグリッド・ディスクを再構築し、Oracle ASMで認識されるようにする必要があります。
例7-145 セル・ディスクのインポート
この例は、IMPORT CELLDISK
コマンドを示しています。IMPORT
コマンドにLUN IDを指定してセル・ディスクを識別しています。セル・ディスク名は、インポート先のセル上のセル・ディスクの名前を変更するために使用されます。
CellCLI> IMPORT CELLDISK CD_7_cell04 lun=3
CellCLI> IMPORT CELLDISK ALL
親トピック: CellCLIコマンド・リファレンス