2.2 CONNECTコマンドについて

データベースに接続するには、CONNECTコマンドを使用します。

構文

conn[ect] {OPTIONS} {PARAMETERS}

指定されたオプションは、従来のクライアント/サーバー接続かウォレットベースのクラウド接続かなど、必要な接続の種類を自動的に決定します。特定の接続タイプを指定するオプションを使用して、これをオーバーライドできます。たとえば、ウォレット接続タイプを使用するには、-walletを指定します。

SQLclでサポートされている接続タイプは次のとおりです:

  • KERBEROS
  • NAME
  • OCI
  • ORACLE
  • OREST
  • RADIUS
  • SOCKS
  • THIRD
  • WALLET

CONNECTについてヘルプ情報を表示するには、次のように入力します:

help connect

ヘルプでCONNECTの例を表示するには、次のように入力します:

help connect examples

WALLET接続タイプのヘルプを表示するには、次のように入力します:

help connect wallet

ORESTの例を表示するには、次のように入力します:

help connect orest examples

オプション

オプション 説明
-cloudconfig, cc 接続の確立に使用するウォレットを指定します。
-edition, ed Oracle Databaseエディションを指定します。これは、かわりに接続仕様パラメータで指定することもできます。
-kerberos, ker Kerberos接続タイプを指定します。
-krb5_config, krb5c デフォルト以外のKerberos構成ファイルを指定します。このプロパティは、SQLclの起動時のみ指定されます。
-krb5ccname, krb5cc デフォルト以外のKerberos資格証明ファイルを指定します。
-name, n Name接続タイプを指定します。
-oci OCI接続タイプを指定します。
-oracle, o Oracle接続タイプを指定します。
-orest, or REST接続タイプを指定します。
-password, pw パスワードを指定します。これは、かわりに接続仕様パラメータで指定することもできます。
-proxy, p 使用するネットワーク・プロキシを指定します。
-radius, rad RADIUS接続タイプを指定します。
-replace, rp 保存された接続の詳細で、既存の接続を同じ名前で置き換える必要があることを指定します。-saveオプションが必要です。
-rest, rt RESTを使用して接続を確立する必要があることを指定します。
-role, r データベース・ロールを指定します。これは、かわりに接続仕様パラメータで指定することもできます。
-save, sa 正常な接続の接続詳細を保存する名前を指定します。
-savepwd, sv パスワードを接続詳細とともに保存する必要があることを指定します。デフォルトでは、パスワードは保存されません。-saveオプションが必要です。
-socks|s SOCKSプロキシ接続タイプを指定します。
-socksproxy|sp SOCKSプロキシを指定します。
-third, t サード・パーティ・データベース接続タイプを指定します。
-url URLを指定します。これは、かわりに接続仕様パラメータで指定することもできます。
-user, u ユーザー名を指定します。これは、かわりに接続仕様パラメータで指定することもできます。
-wallet, w ウォレット接続タイプを指定します。
-verbose, v 接続に関する診断情報の出力をリクエストします。

パラメータ

パラメータ 説明
<connectionspec> ターゲット・データベースの接続仕様を指定します。

データベースに接続するには:

SQL> CONNECT user/password@url

SYSDBAロールを使用してOracle Databaseに接続するには:

SQL> CONNECT user/password@url as sysdba

開いた後に接続を保存するには:

SQL> CONNECT -SAVE myconn scott@localhost:1521/orcl