構成できる内容
個別の詳細ページは、ヘッダー、処理バー、パネル・リージョン(別名: 折りたたみ)の3つのセクションで構成されます。 Oracle Visual Builder Studioを使用して、表示オブジェクトのヘッダーとパネル・リージョンを構成し、ユーザーが必要としている情報がページに表示されるように設定できます。 アプリケーション・コンポーザのCX拡張ジェネレータを使用すると、簡単なプロセスで標準オブジェクトにパネルおよびサブビューを追加できます。 ディスパッチャと呼ばれるツールを使用して、ユーザーが詳細ページやリスト・ページで名前リンクをクリックしたときに開かれるページを変更できます。

処理バーのスマート処理
多くのページの最上部に処理バーと呼ばれるフィールドがあり、このフィールドにキーワードを入力することで、情報へのアクセス、情報の更新、処理の実行が可能です。 たとえば、次に示す処理バーのスクリーンショットは、create
(作成)と入力した後に提示処理が表示される様子を示しています。
標準オブジェクトには事前構成済のスマート処理のセットが付属していますが、独自のスマート処理をアプリケーション・コンポーザを使用して作成できます。
非フラグメント実装用のカスタムのスマート処理をすでに作成している場合、フラグメントで使用する新しいスマート処理を作成する必要はありません。 そのかわりに、既存のUIベースのカスタム・スマート処理を更新し、処理タイプ(追加または作成)、ターゲット・オブジェクトおよび必須フィールドのマッピングを指定します。 作成済の既存のRESTべースまたはオブジェクト関数ベースのスマート処理については、処理を編集して、変更を加えずに保存します。 このステップにより、カスタムのスマート処理が新しいフラグメントベースの拡張でも動作するようになります。
営業ダッシュボード検索バーでのグローバル処理およびAI Agent統合
営業担当は、「営業ダッシュボード」検索バーから、グローバル処理と呼ばれる特殊なタイプのスマート処理を使用して、営業ダッシュボード検索バーからレコードを作成し、AIエージェントを直接起動できます。 標準のスマート処理は、常に特定のオブジェクトおよびレコードのコンテキストで使用されます。 グローバル処理はコンテキストに依存しないため、営業ダッシュボード検索バーで使用できます。

標準営業オブジェクトの場合、すべての営業ダッシュボード・ユーザーに対して「作成」グローバル処理はデフォルトで有効になっていますが、その使用を制限できます。 詳細は、次を参照してください。
営業担当がAI Agentsを選択できるようにするには、トピック「営業ダッシュボードからAI Agentsを起動するグローバル・アクションの設定」を参照してください。
前提要件
標準オブジェクトの詳細ページを構成する前に、Visual Builder Studioでプロジェクトおよびワークスペースを用意しておく必要があります。
プロジェクトおよびワークスペースの作成手順は、「開始する前に」の章を参照してください。