ユーザー定義保留の概要
請求書の保留を自動的に設定または解除するルールを設定します。 ビジネス固有の基準に基づいて保留を自動的に適用および削除できるため、ユーザー定義の保留を使用することで手作業を最小限に抑えることができます。
ユーザー定義保留の評価は、サプライヤ・ポータル、IDR、電子請求など、すべての請求書ソースに適用されます。 買掛管理では、構成可能なルール・セットに照らして各請求書を評価し、保留を適用する必要があるかどうかを判断します。 請求書は、インポート・プロセスによって自動的に作成される場合もあれば、UIを介して手動で作成される場合もあります。
ルールは、請求書に保留を適用する目的のみでなく、請求書の既存の保留を解除する必要があるかどうかを確認する目的でも評価されます。 ユーザー定義保留により、ユーザーは、請求書明細、付加フレックスフィールド、請求書ヘッダーなどの属性を使用してルールを設計する方法を完全に制御できます。
買掛管理固有のスプレッドシート・ベースのテンプレートをアプリケーションからダウンロードして、ルールを設定できます。 テンプレートでルールを指定した後、アプリケーションにアップロードして戻します。 テンプレートのアップロード中に、プログラムは適切な属性値を使用してルールが構成されていることを検証し、検証に失敗した場合はエラーを表示します。
重要: ユーザー定義保留は、次には適用されません。
- 照合、明細、配分差異の保留など、アプリケーションで事前定義されている保留。
- アプリケーションまたはインポート・ジョブによって「検証済」ステータスで自動的に作成された請求書。 たとえば、Accounts Receivablesモジュールからの払戻用に作成された請求書、または単発支払請求書にはユーザー定義の保留を適用できません。
ルール構成ソースのレビュー
ルール構成のソースは事前定義され、ユーザーが独自に追加することはできません。 使用可能なソースは、次のステップに従って確認できます。
- 「設定および保守」に移動します。
- 「買掛管理構成の定義」タスク・リストで、タスク「買掛管理のユーザー定義ルールの管理」を検索します。
- テンプレート「ユーザー定義保留」を選択し、ダウンロード・アイコンをクリックします。
- 「ユーザー定義保留」スプレッドシートにナビゲートします。
- 「ルール条件」には、ドロップダウン・リストを持つ列ラベルがあり、このドロップダウン・リストに使用可能なソースが表示されます。