契約改訂の分類
ASC 606およびIFRS 15会計標準開示要件では、エンティティが見積会計を反映する契約データの改訂と、実際の契約変更を反映する契約データの改訂を区別する必要があります。
改訂目的タイプ
改訂の2つのカテゴリは、次のとおりです。
改訂目的タイプ |
説明 |
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変動対価見積訂正(見積訂正) |
見積訂正は、組織が契約の開始時に契約条件を最初に見積もり、後で初期見積を調整することが必要になった場合に発生します。 |
契約変更 |
契約変更は、組織とその顧客が契約の範囲または価格の変更に同意したときに発生します。 たとえば、顧客が、最初は合意していなかった商品やサービスを追加購入する場合があります。 |
レポート要件をサポートするために、改訂目的タイプを使用して、次のように改訂の分類を指定します。
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「収益基準データのインポート」ファイルベース・データ・インポート・ワークシートに改訂目的タイプ値を含め、アップストリーム・ソース・システムから目的を取得します。
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「ソース文書タイプの管理」ページで、ソース・タイプに基づくデフォルトの改訂目的タイプを指定し、契約改訂を処理するときに自動的に割り当てられるようにします。
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「顧客契約の管理」ページを使用して、手動で改訂目的タイプを割り当てます。
アップストリーム・ソース・アプリケーションでの改訂目的タイプの割当
アップストリーム・ソース・アプリケーションで契約改訂明細の改訂分類を割り当てて指定できる場合は、「収益基準データのインポート」FBDIワークシートで「改訂目的」属性を使用して、改訂目的タイプを取得できます。 「ソース文書明細エラーの修正」統合ワークブックを使用して、エラーを修正します。
ソース文書タイプに基づいた改訂目的タイプの割当
アップストリーム・ソース・アプリケーションで改訂分類を割り当てることができない場合は、「ソース文書タイプの管理」ページの明細のソースに基づくデフォルトの改訂分類が、改訂明細に割り当てられるようにすることができます。
Revenue Managementには、次のソース文書タイプの事前定義済の改訂目的値が含まれています。
ソース文書名 |
事前定義済のデフォルト改訂目的タイプ |
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CPQ Cloud |
契約変更 |
DOO販売オーダー |
契約変更 |
Oracle Fusion Contracts |
契約変更 |
Oracle Fusion Receivables |
契約変更 |
プロジェクト請求 |
見積訂正 |
売掛/未収金 |
契約変更 |
販売オーダー |
契約変更 |
改訂目的タイプの更新
改訂目的タイプが最初に割り当てられていたかどうかに関係なく、「顧客契約の管理」ページの改訂目的タイプは次のように更新できます。
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ソース・アプリケーションで。
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ソース文書タイプに基づき、デフォルトで。