プロジェクトでの製造および保守作業オーダー原価の取得

プロジェクトに対する製品完了または保守アクティビティで使用される資材およびリソースの原価を追跡できるように、作業オーダーのプロジェクト属性を取得します。

プロジェクト関連のトランザクションをインポートし、予算と実績を分析して、作業完了率または達成済マイルストンに基づいて顧客に請求します。

実行する必要があるステップを次に示します。

「プロジェクト・パフォーマンス・データの更新」プロセスを実行し、「確定コストの管理」ページで購買依頼、購買オーダー、または転送オーダーに作業オーダー搬送先とともに割り当てられた確定コストをレビューします。
Oracle Cost Managementでトランザクションが原価計算されて計上された後に、トランザクション・ソースが「Oracle Fusion Cost Management」として設定された「コストのインポート」プロセスを使用して、作業オーダーをOracle Project Costingにインポートします。
トランザクションをインポートした後、文書 = 製造作業オーダーまたは保守作業オーダーおよびトランザクション・ソース = Oracle Fusion Cost Managementでフィルタすると、「プロジェクト・コストの管理」ページに表示されます。
次に、「プロジェクト・コストの管理」ページの「表示」メニューを使用して、「作業オーダー番号」、「リソース」、「在庫トランザクション」、「リソース・トランザクション」および「リソース・インスタンス」の参照を列として追加してトランザクション・ソースを識別します。
「未処理コストの管理」および「コスト配分の管理」ページでこれらの参照を表示できます。

プロジェクト会計担当者およびプロジェクト・マネージャは支出項目をオープンして、ソース文書を含む完全なトランザクション詳細を表示できます。「プロジェクト・コストの管理」ページで処理メニューを使用して、1つまたは複数の支出項目に対して1つ以上の修正を実行できます。 Oracle Project Costingで実行される調整は、ソース・サプライ・チェーン・トランザクションには反映されません。

オプションで、サプライ・チェーン・アクティビティから発生した支出項目に対して、会社間、間接費および原価配賦のビジネス機能を実行できます。「コスト配分の管理」タスクでこれらのトランザクションを表示および調整したり、「未処理コストの管理」タスクを使用してコスト例外を解決することもできます。

プロジェクトでの製造および保守作業オーダー原価の取得に関する考慮事項

作業オーダーの戻し処理タイプの調整を実行することはできません。
デフォルトでは、トランザクション管理検証は「コストのインポート」プロセス中には実行されませんが、必要に応じて、作業オーダー文書を有効にしてインポート中にトランザクションを再検証できます。
プロジェクト原価計算は、コスト管理で定義された品目の原価を受け取ります。
プロジェクト原価計算では、作業オーダーの予算管理はサポートされていません。
プロジェクト原価計算では、資材品目およびサービス品目による請求はサポートされていません。
作業オーダーがあるプロジェクト・タスクは削除できません。
既存のタスクを移動またはコピーしたり、作業オーダーがあるタスクの下にサブタスクを直接作成することはできません。