与信チェックの管理
与信チェック詳細(ステータス更新を含む)を確認します。
与信チェックとは、顧客アカウントが現在使用できる貸方が、そのトランザクション金額以上かどうかを決定する計算のことです。
販売オーダーで与信チェックが必要な場合は、Oracle Receivablesによって事例フォルダが作成されます。 ケース・フォルダはOracle Receivablesのページであり、与信限度額、信用度など、顧客に関する詳細と販売オーダーが含まれます。 与信アナリストは事例フォルダを使用して、与信保留の解除、与信限度額の増加などの実行する処理を決定します。

ノート
-
各事例フォルダには一意の番号が含まれます。
-
Order Managementのオーダー明細の「与信参照」属性は、Oracle Receivablesの事例フォルダを参照します。
-
事例フォルダの「ソース・トランザクション」属性は、オーダー管理の「販売オーダー番号」属性を参照します。 Oracle Receivablesでは、勘定科目が他のアプリケーションで販売オーダーではないトランザクションを参照する可能性があるため、ソース・トランザクションが使用されます。
販売オーダー507252を作成し、その販売オーダーが与信チェック保留状態になり、与信アナリストによって保留がリリースされ、与信チェック詳細を調べる必要があると仮定します。
-
保留の詳細を確認します。
-
「オーダー管理」作業領域で販売オーダーを検索します。
-
保留詳細を確認します。
-
-
与信参照を確認します。
-
オーダー明細の「列のカスタマイズ」をクリックし、「与信参照」属性を表示します。
「与信参照」属性に事例番号が表示されます。
-
-
与信チェックの詳細を取得します。
-
「タスク」→「オーダー・オーケストレーション・メッセージの管理」をクリックします。
-
「オーダー・オーケストレーション・メッセージの管理」ページで、値を入力し、「検索」をクリックします。
属性
値
オーケストレーション・オーダー
507252
-
検索結果で、この値を含む「行」をクリックします。
属性
値
オーダー・オーケストレーション機能
与信確認
-
履行タスク・メッセージ領域で、メッセージを確認します。
例:
Credit analyst Aaron Holmes approved the credit request for order line in sales order 507252. The credit analyst approved the amount 32,950.00, and then closed case folder 1003 on date 2018-04-11.
販売オーダーが与信チェック保留状態にある場合、販売オーダーの一部の属性は変更できません。与信チェックに影響するためです。 たとえば、請求先顧客、オーダー数量、単位などは変更できません。
-
与信レビュー待ち状態
「与信レビュー待ち状態」ステータスは、販売オーダーを送信したときに、1つ以上のオーダー明細で与信チェックに失敗したことを意味します。
販売オーダーを変更する必要がある場合は、「下書きに戻す」処理を使用して変更を行い、販売オーダーを再送信します。
たとえば、数量を減らすことができます。 数量を削減すると、金額が削減され、オーダー明細が与信チェックを通過する可能性が高くなります。
顧客の最大貸方金額が$10,000で、顧客がそれぞれ$1,000の品目を数量11で注文し、その結果、与信限度額を超える$11,000という金額になっていると仮定します。 数量を9に減らすと、与信限度額を下回る$9,000に金額を下げることができます。
与信チェック・レビュー中の販売オーダーの改訂
実行できる改訂の一部を次に示します。
-
販売オーダー全体を取り消します。
-
与信チェック保留のオーダー明細を取り消します。
-
与信チェックに影響しない属性を改訂します。
これらの属性は与信チェックに影響するため、改訂できません。
-
請求先顧客
-
オーダー数量
-
オーダー単位
-
トランザクション通貨コード
-
金額