履行明細の手動でのスケジュール

Oracle Order Managementは、通常、オーケストレーション・プロセスを明細に割り当てるときにオーダー明細をスケジュールします。ただし、オーダー明細が現在手動スケジューリング・ステップを処理している場合は、明細を手動でスケジュールできます。

「オーダー管理」作業領域に移動し、スケジュールする必要がある明細を検索して選択します。
次のいずれかをクリックします:
- 「有効数量のチェック」をクリックして、スケジュール・オプションを選択します。「スケジュールの上書き」を選択すると、オーダー納期処理ではオプションが計算されません。
- 「処理」>「スケジュール」.
また、リクエスト出荷日やリクエスト到着日など、明細を再スケジュールする属性を変更することもできます。

ノート

操作	処理
オーダー明細の予定を解除します。	Order Managementでは供給がリリースされるため、優先度の高い他のオーダー明細で使用できるようになります。オーダー明細を予定解除すると、Order Managementによって明細のステータスが「予定作成待ち」に設定されます。
構成品目または出荷セットをスケジュールします。	1つ以上のオーダー明細のオプションを選択し、これらの明細が構成品目または出荷セットの一部である場合、Order Managementでは、選択したスケジュール・オプションが、構成品目または出荷セットの一部であるすべてのオーダー明細に適用されます。
保留中のオーダー明細のスケジュールまたはスケジュール解除を試行します。	オーダー明細に対する処理の実行を妨げるエラーが発生する場合があります。スケジュールスケジュール解除予約予約解除オーダー明細を保留すると、処理を実行できなくなります。明細に保留が存在するかどうかを確認してください。存在する場合は、リリースしてから処理を実行します。詳細は、販売オーダーの保留を参照してください。

操作

処理

オーダー明細の予定を解除します。

Order Managementでは供給がリリースされるため、優先度の高い他のオーダー明細で使用できるようになります。

オーダー明細を予定解除すると、Order Managementによって明細のステータスが「予定作成待ち」に設定されます。

構成品目または出荷セットをスケジュールします。

1つ以上のオーダー明細のオプションを選択し、これらの明細が構成品目または出荷セットの一部である場合、Order Managementでは、選択したスケジュール・オプションが、構成品目または出荷セットの一部であるすべてのオーダー明細に適用されます。

保留中のオーダー明細のスケジュールまたはスケジュール解除を試行します。

オーダー明細に対する処理の実行を妨げるエラーが発生する場合があります。

スケジュール
スケジュール解除
予約
予約解除

オーダー明細を保留すると、処理を実行できなくなります。明細に保留が存在するかどうかを確認してください。存在する場合は、リリースしてから処理を実行します。

詳細は、販売オーダーの保留を参照してください。

スケジュールの上書き

「スケジュールの上書き」を「Yes」に設定すると、Order Managementはオーダー明細の編集方法に応じて出荷をスケジュールします。

設定する内容	オーダー管理の設定
予定出荷日	予定到着日および出荷方法。
予定到着日	予定出荷日および出荷方法。
予定到着日および出荷方法	予定出荷日。
予定出荷日および予定到着日	なし。

ノート

「予定出荷日」または「予定到着日」が必要です。
属性の値を手動で設定しない場合、Order Managementはオーダー明細から値を取得します。
出荷方法はオプションです。設定せず、オーダー明細で使用できない場合は、Global Order Promisingによってその日付および予定日が送信されます。
Order Managementでは、オーダー管理者がGlobal Order Promisingを設定して販売オーダーを納期処理する場合にのみ、出荷方法が更新されます。設定されていない場合は、出荷方法に値が含まれていない可能性があります。詳細は、オーダー管理者に問い合せてください。バックグラウンドについては、「Global Order Promisingの概要」を参照してください。

次の選択肢があります。

ソースにするオプション	設定が必要な属性
倉庫	倉庫
サプライヤ	サプライヤおよびサプライヤ・サイト

直接出荷時のオーダー明細の計画

オーダー管理のダウンストリームにあるアプリケーションでは、要求履行日にあわせて品目を履行できるように供給できない場合など、様々な理由で直接出荷の購買オーダーまたは購買依頼が取り消される場合があります。 Oracle Procurementはダウンストリーム・アプリケーションの一例です。

ダウンストリーム・アプリケーションで購買オーダーまたは購買依頼が取り消されると、グローバル・オーダー納期回答を使用するようにオーダー管理者がオーダー管理を設定したかどうかによって、オーダー管理による販売オーダーの更新方法が異なります。

オーダー管理でグローバル・オーダー納期回答を使用する場合

ダウンストリーム・アプリケーションで購買オーダーが取り消されると、次のようになります:

購買依頼が取り消されない場合	購買依頼が取り消される場合
Order Managementでは、オーダー明細ステータスが「購買依頼作成済」に設定されます。	Order Managementでは、オーダー明細ステータスが「手動計画必須」に設定されます。このトピックで前述したいずれかの処理を実行して、明細を手動でスケジュールできます。

オーダー管理でグローバル・オーダー納期回答を使用しない場合

ダウンストリーム・アプリケーションで購買オーダーが取り消されると、次のようになります:

購買依頼が取り消されない場合	購買依頼が取り消される場合
Order Managementでは、オーダー明細ステータスが「購買依頼作成済」に設定されます。	Order Managementでは、オーダー明細ステータスが「変更保留」に設定され、メッセージが表示されます。例: `The procurement application canceled the requisition line or purchase order schedule for sales order 528693, order line 1-1. (DOO-2685997)` この問題を解決するには、次の解決策のいずれかを試してください。このオーダー明細を取り消すには、販売オーダーを改訂してください。別のサプライヤまたは倉庫を割当。サプライヤがすぐに需要を履行できる場合、「オーケストレーション・プロセス」ページを使用してタスクをリカバリ。

購買依頼が取り消されない場合

購買依頼が取り消される場合

Order Managementでは、オーダー明細ステータスが「購買依頼作成済」に設定されます。

Order Managementでは、オーダー明細ステータスが「変更保留」に設定され、メッセージが表示されます。例:

The procurement application canceled the requisition line or purchase order schedule for sales order 528693, order line 1-1. (DOO-2685997)

この問題を解決するには、次の解決策のいずれかを試してください。

このオーダー明細を取り消すには、販売オーダーを改訂してください。
別のサプライヤまたは倉庫を割当。
サプライヤがすぐに需要を履行できる場合、「オーケストレーション・プロセス」ページを使用してタスクをリカバリ。