エレメント分類コンポーネントの連携
エレメントを作成する際には、標準控除項目などのプライマリ分類と、必要に応じて養育費などのセカンダリ分類を選択します。
分類は国や地域によって異なり、エレメントを定義するために回答するエレメント・テンプレートの質問を制御します。 エレメントは、プライマリ分類からサブ分類を自動的に継承できます。 オプションで、エレメントに対してさらにサブ分類を選択して、挿入するバランスを制御できます。
プライマリ分類
プライマリ分類は、国または地域の国別仕様要件を満たすため、変更できません。
給与部門では、エレメントが処理される順序や挿入されるバランスなど、分類によって処理が制御されます。
セカンダリ分類
2次計算を使用して、控除および税金の賃金ベース・ルールを管理します。 事前定義済のセカンダリ分類を削除または変更することはできません。 国や地域によっては、独自のセカンダリ分類を作成できます。
サブ分類
サブ分類は、バランスを挿入する方法を提供します。 エレメントに指定できるプライマリ分類とセカンダリ分類は1つのみですが、複数のサブ分類があります。 サブ分類を作成することも、事前定義済のサブ分類を使用することもできます。 サブ分類がプライマリ分類のすべてのエレメントに自動的に適用されるよう指定できます。
各サブ分類は、1つのプライマリ分類にのみ属します。 別のプライマリ分類でサブ分類名を再利用する場合、サブ分類は別のサブ分類として扱われます。 また、サブ分類ごとに別々のバランス挿入を作成する必要があります。
原価計算
各プライマリ分類には、次の原価計算ルールが含まれます:
ルール |
説明 |
---|---|
原価計算の許可 |
「はい」に設定すると、エレメント適格レコードに対して任意の原価計算オプションを選択できます。 |
配分の許可 |
「はい」に設定すると、この分類のエレメントを含む配分グループを作成できます。 たとえば、全ての支給エレメントを含む配布グループを作成できます。 また、賃金が支払われたコスト・センターに比例して税額を按分します。 |
周期ルール
プライマリ分類で周期ルールが有効になっている場合は、期間ごとに処理しない場合は、エレメントで周期ルールを使用できます。 たとえば、各月の最初の週次給与期間と3番目の週次給与期間のエレメント・エントリを処理する周期ルールを設定できます。 デフォルトの周期ルールは、各期間を処理することです。