フロー・パラメータ基準および基準値
パラメータ基準によって、アプリケーションがパラメータの値を導出する方法が制御されます。 さらに、基準値によって、アプリケーションがパラメータに使用する値が指定されます。
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パラメータ基準 |
パラメータ基準の役割 |
使用可能な基準値 |
例 |
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定数バインドまたは指定した値の使用 |
パラメータに特定の値を割り当てます。 |
フローを送信するときに、定数または値としてテキストを入力します。 |
すべてのタスクで値が同じになる、給与法定ユニットなどの場合は、定数を指定します。 |
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コンテキストにバインド |
値は、現行フロー・インスタンスのコンテキストまたはフロー・パターンのタスク・インスタンスから導出されます。 |
フロー、タスクまたは要求を選択します。 パラメータ値は、アプリケーションによって自動的に生成されます。 |
タスクに「要求」パラメータが含まれている場合は、フロー・コンテキストにバインドします。 フロー内のタスクは、アプリケーションによって生成される要求IDを使用して、このタスクを参照します。 国別仕様データ・グループを指定するタスク・パラメータに、「国別仕様データ・グループ」パラメータをバインドします。 たとえば、支払前処理の国別仕様データ・グループでは、コンテキストとして給与を使用します。これは、給与が国別仕様データ・グループにすでに関連付けられているためです。 |
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フロー・パラメータにバインド |
値は、いずれかのフロー・パラメータ値から導出されます。 |
パラメータ値は、アプリケーションにより自動的に導出されます。 |
同じパラメータの複数のオカレンスを回避するために、複数のタスクで共有されるフローにパラメータをバインドします。 |
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フロー・タスク・パラメータにバインド |
値は、前のタスクの出力にバインドされます。 |
前のタスクのパラメータから、値を選択します。 |
「再試行」訂正処理などのタスクにパラメータをバインドします。 フロー所有者が再試行のためにタスクを再送信する場合、アプリケーションでは、「送信」タスク・パラメータの出力が使用されます。 |
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タスク・パラメータにバインド |
タスク・パラメータの値を解決します。 |
現在のタスク・パラメータから、値を選択します。 |
複数のタスクで開始日などのパラメータを共有しているが、いずれかのタスクで異なる日付が必要な場合は、タスクにパラメータをバインドします。 |
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値が指定されていません |
タスクの実行時に、アプリケーションによってパラメータ値が生成されないようにします。 |
アプリケーションによって、ブランクの値が生成されます。 |
適用なし |
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SQLバインド後 |
パラメータは計算されますが、ユーザー・インタフェース上に表示されません。 |
パラメータ値は、SQL文により計算されます。 |
「SQLバインド後」を使用してパラメータをバインドし、データを生成します。 たとえば、SQL後処理を使用して、自分が入力した「給与期間」と「給与」パラメータから処理日を生成します。 「給与」および「給与期間」は必須パラメータです。 これらの連番は処理日より大きく、これらの値の入力後に処理日の値が導出されます。 |
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SQLバインド |
値は、送信前に計算され、ユーザー・インタフェース上に表示されます。 |
パラメータ値は、送信前にSQL文により計算され、ユーザー・インタフェース上に表示されます。 |
「SQLバインド」を使用してパラメータをバインドします たとえば、「SQLバインド」を使用して、「小切手支払の生成」タスクの「支払タイプ」パラメータを計算します。 アプリケーションによって、小切手支払レコードの支払タイプIDが取得されます。 「SQLバインド」を使用して、タスク所有者に、QuickPayなどの訂正処理の事由の入力を求めるプロンプトを表示します。 |