複数のフロー所有者の割当

デフォルトでは、フローを送信するユーザーにタスクの所有権とアクセス権が付与されます。

タスクの所有権およびアクセスを1人の個人にのみ付与すると、制限される可能性があります。フローを送信したユーザーのみが、タスクに対して修正処理を実行し、レポート出力にアクセスできます。

複数の個人に所有権を付与すると、次に示すように、タスクの継続性と完了が保証されます。

グループ所有権を割り当てると、グループのすべてのメンバーがタスクにアクセスできます。グループのメンバーは、タスクを発行していない場合でも、タスクの所有権を要求してタスクを完了できます。たとえば、タスクを送信したユーザーが使用できず、タスクが期限超過の場合、グループ内の他のユーザーがタスクをモニターして完了できます。
グループの所有権はデータ・ロールに基づきます。たとえば、給与管理者はすべてのフローを表示できます。同じデータ・ロールを持つグループ内のすべてのユーザーは、同じ権限を持ちます。
グループ内のユーザーは、タスクの所有権の取得、タスクの完了、およびロールバックや再試行などの修正処理の実行をリクエストできます。
グループ所有権は、事前定義されたフローではなく、ユーザー定義フローにのみ割り当てることができます。
所有権がフロー・レベルで定義されている場合、将来のフロー・インスタンスはグループ情報を継承します。
グループ所有権は、フローの送信後にフロー内の個々のタスクにも割り当てることができます。このような所有権は、フローの特定のインスタンスにのみ適用されます。

所有権を割り当てる前に

所有権を割り当てる前に、次の点を考慮してください:

「データ・ロールとセキュリティ・プロファイル」タスクを使用して、グループ化を計画しているユーザーに割り当てることができるデータ・ロールを作成します。
必要に応じて、適切なジョブ・ロールとセキュリティ・プロファイルを関連付けます。関連する値によって、個人がこのデータ・ロールに送信または表示できるフローが決まります。フローに関連付けるジョブ・ロールに割り当てられたセキュリティ・プロファイルによって、フロー内のタスクのセキュリティが決まります。様々なデータ・ロールとセキュリティ・プロファイルを定義する際に、適切な職責と機能権限を割り当てます。
「ロール」リージョンでユーザーを作成し、「ロールの追加」オプションを使用して、新しく作成したデータ・ロールをユーザーに手動でプロビジョニングします。

給与フローを開始すると、グループ内の他のユーザーがフローをモニターし、フロー内のタスクが正常に完了していることを確認できます。