PacemakerおよびCorosyncサービスのインストールと有効化
クラスタ内の各ノードにPacemakerとCorosyncをインストールして有効にします。
HAクラスタのPacemakerおよびCorosyncをインストールおよび構成するには、各クラスタ・ノードで次のステップを実行します:
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次のコマンドを実行して、
pcsおよびpacemakerソフトウェア・パッケージ、および必要なリソース・エージェントとフェンス・エージェントをインストールします:sudo dnf install pcs pacemaker resource-agents fence-agents-all -
サービス・コンポーネントがネットワークを介して通信できるようにファイアウォールを構成します。 たとえば、
firewalldを使用している場合は、次のコマンドを実行します:sudo firewall-cmd --permanent --add-service=high-availability sudo firewall-cmd --add-service=high-availability事前設定コマンドでは通常、次のポートが有効になります:-
TCPポート2224 (
pcsデーモンで使用)、3121 (Pacemakerリモート・ノード用)、および21064 (DLMリソース用)。 -
UDPポート5405 (Corosyncクラスタリング用)および5404 (Corosyncマルチキャスト用、構成されている場合)。
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pcsコマンドを使用してクラスタを構成および管理できるように、
haclusterアカウントのパスワードを設定します:sudo passwd haclusterヒント:
同じクラスタ内の異なるノードで
pcsコマンドを実行する際の認可の問題を回避するために、各ノードで同じパスワードを設定します。 - 次のコマンドを実行して、
pcsdサービスを実行し、起動時に開始するように設定します:sudo systemctl enable --now pcsd.service