Keepalived構成ディレクティブ
/etc/keepalived/keepalived.conf構成ファイルは、次の各セクションに分かれています。
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global_defs -
通知メッセージを送信するための電子メール・アドレス、SMTPサーバーのIPアドレス、SMTP接続のタイムアウト値(秒)、ホスト・マシンを識別する文字列、VRRP IPv4およびIPv6マルチキャスト・アドレス、SNMPトラップを有効にするかどうかなどの、グローバルな設定を定義します。
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static_ipaddress -
static_routes -
VRRPが変更できない静的IPアドレスおよび静的ルートを定義します。 これらのセクションは、サーバーでアドレスおよびルートがすでに定義されており、これらのサーバーにすでにネットワーク接続があれば必要ありません。
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vrrp_sync_group -
一緒にフェイルオーバーするVRRPインスタンスのVRRP同期グループを定義します。
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vrrp_instance -
状態遷移中に他のグループ・メンバーに従うVRRP同期グループの内部または外部のネットワーク・インタフェースのメンバーに対して移動可能な仮想IPアドレスを定義します。 各VRRPインスタンスには、プライマリ・サーバーとバックアップ・サーバー上のどのインタフェースに指定の仮想IPアドレスを割り当てることができるかを識別する、一意の
virtual_router_id値が必要です。 また、BACKUP、MASTERおよびFAULTへの状態遷移時に実行されるスクリプトと、状態遷移に対してSMTPアラートをトリガーするかどうかを指定することもできます。 -
vrrp_script -
Keepalivedが一定の間隔で実行できる追跡スクリプトを定義して、
vrrp_instanceまたはvrrp_sync_groupセクションから監視アクションを実行します。 -
virtual_server_group -
実サーバーを複数の仮想サーバー・グループのメンバーに構成できるように、仮想サーバー・グループを定義します。
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virtual_server -
複数の実サーバーで構成される、ロード・バランシングのための仮想サーバーを定義します。
Keepalivedによるロード・バランシングの設定の詳細は、Keepalivedを使用したロード・バランシングの設定を参照してください