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7 Btrfs rootファイル・システムの操作

重要:

Oracle Linuxでは、Btrfsファイル・システムおよびこの章で説明されているすべての機能は、Unbreakable Enterprise Kernel (UEK)リリース「のみ」でサポートされています。 Btrfsファイル・システム機能を使用するには、UEK R8を使用してシステムをブートする必要があります。

Btrfs rootファイル・システムは、インストール時に作成できます。 そのためには、UEK R8を使用してシステムをブートする必要があります。

Oracle Linuxでは、IDが5のデフォルトのトップ・レベルIDセットが使用されますが、ルート・ファイル・システムは、ルート・ファイル・システムとしてBtrfsがインストールされているシステム上のトップ・レベル・ファイル・システム内にサブボリュームとして作成されます。 したがって、サブボリューム・リストを表示すると、次のような出力が表示される場合があります:

ID 256 gen 1591 top level 5 path boot
ID 258 gen 1591 top level 5 path root
ID 259 gen 1514 top level 5 path home
ID 262 gen 1514 top level 258 path var/lib/portables"

この出力では、インストールrootファイル・システム・サブボリュームのIDは258です。 IDが258のサブボリューム(root)が/としてマウントされています。 IDが258のデフォルト・サブボリューム(root)は、アクティブなrootファイル・システムとしてマウントされています。 たとえば、mountコマンドは、rootファイル・システムとしてマウントされているデバイスを表示し、サブボリュームID (258)を示します:

トップレベルのファイル・システムはデフォルトではマウントされていないことに注意してください。 最上位ファイル・システム・ボリュームをマウントするには、subvolidオプションを使用して、サブボリュームIDを5として指定します。 たとえば、次を実行できます:

sudo mount -o subvolid=5 /dev/sda2 /mnt

/mntの内容をリストすると、ファイル・システム・ボリューム内の各サブボリューム(rootサブボリュームを含む)を表示できます。

ルート・ファイル・システムで使用するデフォルト・サブボリュームを設定し、最上位ファイル・システムをアンマウントしたままにすることで、アクティブに使用されているサブボリュームと、スナップショットのストレージなどの基礎となるファイル・システム・メンテナンスとのよりクリーンな分離を実現します。

最上位のファイル・システムをマウントすると、ルート・ファイル・システムのスナップショットを簡単に作成できます。 スナップショットにロールバックする必要がある場合は、ファイル・システムのデフォルトのサブボリュームを、ロールバック先のスナップショットのサブボリュームIDと一致するように変更できます。