1 Sambaについて
Sambaは、Server Message Block (SMB)プロトコルのオープン・ソース実装で、Oracle Linuxは、Windows、その他のLinuxフレーバ、macOSなど、様々なOSを実行しているクライアントとファイルおよびプリンタ・リソースを共有できます。
たとえば、Sambaを使用して、Linuxホストを構成し、ネットワーク上のWindowsユーザーが次の構文を使用してアクセスできるロケーションでファイルを共有します:
\\samba_server\share_name前述の例は、次のとおりです。
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samba_serverは、Sambaサービスを実行しているシステムのIPアドレスまたはネットワークで解決可能なホスト名です。
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share_nameは、Samba構成ファイル
/etc/samba/smb.confで定義されているリソースの名前です。
ノート:
ロケーション・パスの形式は、クライアントOSによって異なります。 UNIXおよびLinuxベースのOS (macOSを含む)では、パス形式は次のとおりです:
smb://samba_server/share_name.
Sambaのその他の機能は次のとおりです:
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Sambaは、Windowsワーク・グループおよびActive Directory (AD)ドメインと統合できます。
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Sambaには、Microsoft WindowsがWindowsクライアントにファイル・サービスと印刷サービスをプロビジョニングするために使用する、分散コンピューティング環境リモート・プロシージャ・コール(DCE RPC)プロトコルが実装されています。
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SambaはTCP/IPプロトコル経由でNetBIOSを使用するため、NetBIOS APIに依存するコンピュータ・アプリケーションがTCP/IPネットワーク上で動作できます。