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2 スワップ領域の実装

スワップ領域は、効率的なパフォーマンスを保証するためにオペレーティング・システムがシステムのリソースを管理する方法です。

Oracle Linuxでは、進行中のプロセスに対して十分な物理メモリーがない場合に、スワップ領域が使用されます。 使用可能なメモリーが少ない場合、オペレーティング・システムでは非アクティブなページをディスク上のスワップ領域に書き込むため、物理メモリーが解放されます。

ただし、スワップ領域はメモリー不足に対する効果的な解決策ではありません。 スワップ領域はディスク・ドライブに配置され、アクセス時間は物理メモリーより大幅に遅くなります。 スワップ領域に書き込むと、システムのパフォーマンスが実質的に低下します。 スワップが頻繁に使用される場合は、スワップ領域ではなく、物理メモリーをさらに追加してください。

スワップ領域は、スワップ・ファイルまたは個別のスワップ・パーティションのいずれかにあります。 専用のスワップ・パーティションのほうが高速である一方、スワップ・ファイルのサイズ変更のほうが簡単です。 システムに必要なスワップ領域の大きさがわかっている場合は、スワップ・パーティションを構成します。 それ以外の場合は、スワップ・ファイルの使用を開始して、システムに必要な内容がわかったら後でスワップ・パーティションを作成します。