カスタム・プロファイルの作成
既存のプロファイルに基づいてカスタム・プロファイルを作成します。
Oracle Linuxに含まれるプロファイルや、ベンダーが提供するプロファイルを使用しない場合は、カスタム・プロファイルを作成できます。
- 新しいプロファイルを作成します。
authselect create-profileコマンドを使用して、プロファイルを作成します。 構文は次のとおりです。sudo authselect create-profile newprofile -b template --symlink-meta --symlink-pam- newprofile
-
カスタム・プロファイルの名前。
- template
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新しいプロファイルのベースとなる既存のプロファイル。
- --symlink-meta
-
ベース・テンプレート・プロファイルの元のディレクトリにメタ・ファイルへのシンボリック・リンクを作成します。
- --symlink-pam
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ベース・テンプレート・プロファイルの元のディレクトリにPAMテンプレートへのシンボリック・リンクを作成します。
このコマンドは、ベース・プロファイルの元のディレクトリ内のファイルへのシンボリック・リンクを含む
/etc/authselect/custom/newprofileディレクトリを作成します。 このディレクトリ内のシンボリック・リンクではないファイルは、nsswitch.confのみです。 - プロファイルの構成設定をカスタマイズします。
/etc/authselect/custom/newprofile/nsswitch.confファイルを編集して、必要な構成を含めます。 - 新しいプロファイルを選択します。
新しいカスタム・プロファイルを選択します:
sudo authselect select custom/newprofileこのコマンドを実行すると、元の
/etc/nsswitch.confファイルのバックアップも作成され、カスタム・プロファイルのディレクトリ内の対応するファイルへのシンボリック・リンクに置き換えられます。これを確認するには、シンボリック・リンク
/etc/nsswitch.confを元の/etc/nsswitch.conf.bakと比較し、元のファイルの内容がそのまま残っていることを確認します。 - 必要な機能を有効にします。
詳細は、「プロファイル機能の有効化」を参照してください。
- (オプション)プロファイルの構成を確認します。
次のコマンドを実行して、カスタム・プロファイルに関する情報を表示します:
authselect current