データ・ゲートウェイのトラブルシューティング
データ・ゲートウェイ・エージェントで、ナビゲータ・オプションを使用して、「ステータス」、「ログ」および「問合せ」ページを表示して、リモート接続トラフィックをモニターし、接続およびパフォーマンスの一般的な問題をトラブルシューティングします。
「ナビゲータ」をクリックして、データ・ゲートウェイのページにアクセスします。

「図navigator-menu-data-gateway.pngの説明」
「ステータス」ページを使用した接続の問題の診断
このページを使用して、データ・ゲートウェイ・エージェントがリモート・データベースで行うデータベース・リクエストを確認します。
データ・ゲートウェイ・エージェントで、「ナビゲータ」、「ステータス」の順にクリックしてデータベース・リクエストを確認します。
- 日付で検索するには、「リクエストの検索」フィールドに、日付のすべてまたは一部を形式"YYYY-MM-DD HH-MM-SS"で入力します。 たとえば、2022年3月28日のエントリを検索するには、"2022-03-28"を入力します。
- 失敗したジョブを検索するには、「リクエストの検索」フィールドに、"REQUEST FINISHED WITH ERRORS"を入力します。
「リクエストの検索」フィールドをクリアして、すべてのジョブを確認します。
「
図dg_status1.pngの説明」
ジョブをクリックすると、詳細なステータス情報が表示されます。
「
図dg_status2.pngの説明」
「ログ」ページを使用した接続の問題の診断
このページを使用して、データ・ゲートウェイ・エージェントのログ・エントリを確認し、接続トラフィックを分析できるようにします。
データ・ゲートウェイ・エージェントで、「ナビゲータ」、「ログ」の順にクリックしてログ・エントリを確認します。 ログ・ポーリングの有効化オプションを有効にして、適切なロギング・レベルを選択します。 たとえば、接続の問題を診断するには、「ログ・タイプ」を「デバッグ」に設定します。
「
図dg_logs1.pngの説明」
Oracleでは、トラブルシューティングが完了したら、「ログ・ポーリングの有効化」を無効にするか、「ログ・タイプ」を調整してより少ない情報を取得することをお薦めします。
「問合せ」ページを使用した接続の問題の診断
このページを使用して、データ・ゲートウェイ・エージェントからリモート・データベースに問い合せ、接続をテストしパフォーマンスを評価します。
データ・ゲートウェイ・エージェントで、「ナビゲータ」、「問合せ」の順にクリックして、データ・ゲートウェイ・エージェントから(オンプレミス)データベースにSQL文を直接実行します。 たとえば、「ステータス」ページにリストされている失敗したジョブから「問合せ文字列」、「接続文字列」および「ドライバ・クラス」をコピーできます。 データベース資格証明を指定して、問合せを実行し、出力およびパフォーマンス統計(要した時間)を確認します。 ノート: リモート・データベースは、JDBC接続文字列を使用した接続をサポートする必要があります。
図dg_query1.pngの説明
リモート接続の問題およびヒント
発生する可能性のある接続の問題およびその解決方法のヒントを次に示します。
ダッシュボードおよび分析の問題
報告された問題 | 対処方法 |
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エラー・コード603 - エージェントが接続されていません |
データ・ゲートウェイ・エージェントが実行中で、データ・ゲートウェイ構成ページで有効化されていることを確認してください。 Linuxでのデータ・ゲートウェイ: $ <Data Gateway Install Directory>/domain/bin/status.shを実行し、データ・ゲートウェイ・ステータスが稼働中または停止かを確認します。 Windowsでのデータ・ゲートウェイ: 「タスク・マネージャー」→「詳細」タブで「datagateway.exe」プロセスを確認します。 |
[nQSError: 77031] リモート・サービスDatasourceServiceの呼出し中にエラーが発生しました。 詳細: [JDSError : 78] 不正なURLによるエラー | セマンティック・モデルの接続プールを確認し、「一般」タブおよび「その他」タブで設定を確認します。 |
接続またはデータセットの問題
報告された問題 | 対処方法 |
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エラー・コード603 - エージェントが接続されていません | データ・ゲートウェイ・エージェントが実行中であることを確認してください。 Linuxでのデータ・ゲートウェイ: $ <Data Gateway Install Directory>/domain/bin/status.shを実行し、データ・ゲートウェイ・ステータスが稼働中または停止かを確認します。 Windowsのデータ・ゲートウェイ・エージェントの場合、タスク・マネージャー」の「詳細」タブで「datagateway.exe」プロセスを確認します。 |
接続の保存に失敗しました。 無効な接続詳細が指定されました。 正しい詳細を入力して再試行してください。 | このエラーは、DB2またはSQL Serverへの接続を作成するときに、「接続」ダイアログに表示されます。
エージェントの「ステータス」ページには、 回避策:
|
JDSError : 110 - 外部ソースへの接続文字列/URLが無効です | データ・ゲートウェイ・エージェントがデータ・ソースに接続できることを確認してください。 たとえば、Oracle Databaseに接続している場合は、データ・ゲートウェイがインストールされているマシンでtelnet <hostname> <port>を使用してテストします。 |
表示する列がありません | データ・ゲートウェイ・エージェントをアップグレードします。 Oracle Analytics Cloudの更新と一致しない以前のデータ・ゲートウェイ更新を使用している場合に、通常、この問題は発生します。 |
「リモート・データ接続の使用」オプションがありません |
コンソールの「リモート・データ接続」で「データ・ゲートウェイの有効化」オプションが有効化されていることを確認してください。 |
一般的な問題
報告された問題 | 対処方法 |
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エージェント状態の変更がエージェント名またはOracle Analytics Cloud URLが指定されていないか、キー・ペアが生成されませんでしたというエラーで失敗しました | 「保存」、「有効化」の順にクリックします。 問題が解決しない場合は、アプリケーションを再起動してください。 必要に応じて、ネットワークを確認します。 |
エラーにより認証に失敗しました: 401"がテスト時に返されました。 考えられる原因は次のとおりです。
- データ・ゲートウェイ・エージェント・キーが、Oracle Analytics Cloudコンソールの - データ・ゲートウェイ・エージェント・キーが再生成されたが、新しいキーが、Oracle Analytics Cloudコンソールの「リモート・データ接続」ページにコピーされていない。 たとえば、データ・ゲートウェイ・エージェントをコンソールの「リモート・データ接続」ページにすでに登録済だが、そのIDがデータ・ゲートウェイ・エージェントのホーム・ページのキーのIDと一致しない場合などです。 |
データ・ゲートウェイ・エージェントのキーがコピーされていない場合、コンソールでキーを貼り付けて、エージェントを登録します。 データ・ゲートウェイ・エージェントのキーが再生成されている場合、コンソールでデータ・ゲートウェイ・エージェントを削除して、コンソールでキーを貼り付けて、エージェントを再登録します。 |
エラーにより認証に失敗しました: 404"が保存時に返されました。
これは、Oracle Analyticsインスタンスが更新されている場合に通常発生します。 |
参照: - Oracle Analytics Cloud 105.2以下からアップグレードされた環境でのリモート・データ・ゲートウェイの使用に関するガイダンス(ドキュメントID 2574387.1) - Oracle Analytics Cloud - Classic : 105.2以下のリリースからアップグレードされた顧客管理Oracle Analytics Cloud-Classicインスタンスでのリモート・データ・ゲートウェイの有効化方法(ドキュメントID 2632064.1)。 |
OAC URL /Unknownホスト例外が無効であるか、テストでエラー/メッセージが返されません。
考えられる原因は次のとおりです。 - データ・ゲートウェイ・エージェントのホーム・ページで不正なURLが指定されています。 たとえば、https://oacinst-tenancy.analytics.ocp.oraclecloud.com/dv/uiまたはhttps://oacinst-tenancy.analytics.ocp.oraclecloud.com/analyticsなどのURLを指定した場合などです - データ・ゲートウェイ・エージェントからOracle Analytics Cloudインスタンスへの適切なネットワーク・ルートがない。 たとえば、インターネット・アクセス用のプロキシ・サーバーがあり、ファイアウォールがデータ・ゲートウェイ・エージェントからOracle Analytics Cloudへのアクセスをブロッキングしている場合などです。 プロキシ・サーバーが不要な場合、データ・ゲートウェイが実行されているマシンからOracle Analytics Cloudへの接続を確認します。 |
不正なURLがデータ・ゲートウェイ・エージェントのホーム・ページで指定されている場合、「URL」フィールドのURLを更新します。 たとえば、Oracle Analytics Cloud URLが データ・ゲートウェイ・エージェントからOracle Analytics Cloudインスタンスへの適切なネットワーク・ルートがない: - Linuxで、コマンドを発行します。$ sudo traceroute -T -p 443 https://<instance details>.oraclecloud.com - Windowsで、コマンドC:\> telnet https://<instance details>.oraclecloud.com 443を発行します。 プロキシ・サーバーが必要な場合、データ・ゲートウェイのプロキシ詳細を確認します。 無効なOracle Analytics Cloud URL (データ・ゲートウェイはOracle Analytics Cloudと通信できません)を参照してください。 |
無効なOracle Analytics Cloud URL (データ・ゲートウェイがOracle Analytics Cloudと通信できません) |
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パフォーマンスが低下しています | 「ログ」ページを確認して、次で検索します:
ログ・エントリを検出したら、1つのジョブをクリックして、「リクエスト・ステータス」ダイアログでミリ秒単位の「所要時間」を確認します。 データ・ゲートウェイのサイズ設定に関するガイダンスについては、営業アカウント・チームにお問い合せください。 |
コンソール・ページの「リモート・データ接続」でテストが失敗 |
テストが失敗した場合、データ・ゲートウェイ・エージェントは、次のような様々な理由で認証できません:
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