ワークブックの選択ステップについて
Oracle Analyticsでは、選択ステップを使用して、その階層を使用する表またはピボット・ビジュアライゼーションに表示する階層のレベルまたはメンバーを指定できます。
選択ステップはフィルタに似ていますが、列から値を選択するようにフィルタするかわりに、問合せに参加する階層のメンバーを選択できます。 選択で保持、追加または削除する階層のレベルまたはメンバーを選択できます。 すべてのフィルタ・スコープで必要なだけ選択ステップを追加でき、それらは特定の順序で適用されます。
選択ステップ用に構成できるフィルタ・プロパティの詳細は、「フィルタのプロパティ」および「フィルタ・バーのプロパティ」を参照してください。
階層
Oracle Analyticsでは、スキップ・レベルまたは不規則な構造を持つ階層を含む、レベルベースの階層と親子階層の両方に対する選択ステップの使用がサポートされています。
レベルベースの階層(構造階層) - これらの階層では、同じタイプのメンバーは単一のレベルでのみ発生し、親子階層のメンバーはすべて同じタイプを持ちます。 レベルベースの階層では、レベルは下位レベルから上位レベルにロールアップされます。たとえば、月は年にロールアップされます。 このようなロールアップは階層要素全体で行われ、存在するビジネス・リレーションシップにまたがります。
親子階層(値階層) - これらの階層では、組織階層ツリー内のマネージャと従業員の関係など、同じ実世界のタイプの異なるメンバー間でビジネス関係が発生します。 親子階層には、明示的に指定されたレベルはありません。 親子階層内の暗黙レベルの数に制限はありません。