コンピュート環境について
Graph Studioの内部コンピュート環境では、メモリー内でパラレル化されたアルゴリズムおよび問合せを実行することで、ノートブックを実行し、分析を加速できます。
Graph Studioは、内部コンピュート環境に対して自動的にアタッチまたはデタッチできます。 これにより、コンピューティング・リソースを効率的に使用できるため、コストを節約できます。
アタッチメントは、propertyグラフをメモリーにロードするとバックグラウンドで実行され、Graph Studioでノートブックを操作すると暗黙的に実行されます。 詳細については、「ノートブックを使用した暗黙的な環境作成について」を参照してください。
一定期間使用されていない場合、Graph Studioはコンピュート環境から自身をデタッチします。 デタッチ時、環境に格納されているインメモリー・データは削除されます。
ノート:
デタッチ・プロセス中のデータ削除は、インメモリー・アルゴリズムや問合せ結果などのpropertyグラフ・データと一時的な分析結果のインメモリー・コピーにのみ制限されます。 グラフおよびノートブック(段落の入力および生成された出力を含む)は、Autonomous Databaseに保持されたままであり、デタッチ状態でも使用できます。Graph Studioは、propertyグラフをメモリーにリロードするか、上部からノートブックを再実行すると、コンピュート環境に自動的に再接続します。
「コンピュート環境」のステータスは、ヘッダーの右上に示されます。
コンピュート環境では、グラフ・サーバーおよびノートブック・インタプリタの優先メモリー設定も構成できます。 Graph Studio環境の作成に使用するデフォルトのメモリー設定として値を保存することもできます。