カタログ・ツール
カタログ・ツールを使用すると、Oracle Autonomous Databaseでデータを参照、検索および検出し、これに接続できます。
Autonomous Databaseカタログは、現在接続されているAutonomous Database内のデータおよびその他のオブジェクトを検索する方法を提供するマルチ・カタログ・ツールです。また、接続されている他の様々なシステムでも検索できます。
カタログ・ツールを使用すると、クラウド内のどこからでも、接続されたデータ・アセットを検索、検索、ロードまたはリンクできます。 また、他のシステム上に新しいカタログをマウントし、接続されているAutonomous Databaseでデータやその他の項目を検索することもできます。
- テナンシ内の他のAutonomous Databases。
- Autonomous Databaseが接続できるオンプレミス・データベースなど、DBリンクを使用して接続できるその他のデータベース。
- 共有データ。たとえば、デルタ共有を使用してDataBricksから共有されるデータ。
- AWS GlueやOCI Data Catalogなどの既存の外部データ・カタログ。
カタログ・ツールにアクセスするには、起動パッドの「データ・スタジオ」タブで「カタログ」メニューを選択します。
または、Selectoriconをクリックして、ナビゲーション・ペインのData Studioメニューから「カタログ」を選択します。
ノート:
カタログ・カードが表示されない場合は、データベース・ユーザーに必要なDWROLEロールがありません。
DWROLE
を付与します:GRANT DWROLE TO ANALYST;
この章では、カタログ・ツールの機能と技術アーキテクチャについて説明します。
ツールのマルチ・カタログ機能の有効化
このツールのマルチ・カタログ機能を有効にするには、ORACLE_CATALOGS
ロールが必要です。
ノート:
ユーザーにORACLE_CATALOGS
ロールが付与されるまで、接続されたローカルのAutonomous Databaseカタログのみをマウントするように制限されます。
ORACLE_CATALOGS
ロールがない場合は、adminとして次のコマンドを実行し、ORACLE_CATALOGS
ロールをuser
に付与します:CREATE ROLE ORACLE_CATALOGS;
GRANT ORACLE_CATALOGS TO USER;
次のトピックでは、カタログ・ツールとその使用方法について説明します。
- カタログ・ページについて
カタログ・ツールを使用して、Oracle Autonomous Database内のデータを参照、検索および検出するか、そのデータに接続して、Oracle Autonomous Database内のエンティティおよび使用可能なエンティティに関する情報を取得します。 エンティティ内のデータ、そのデータのソース、エンティティから導出されたオブジェクト、およびソースの変更による導出オブジェクトへの影響を確認できます。 - カタログの参照と検索
カタログ・ツールは、データが現在接続されているAutonomous Databaseに存在するかどうかに関係なく、データを迅速かつ簡単に検索できるようにすることを目的としています。 - エンティティのソートおよびフィルタ
「カタログ」ページでは、表示された検索結果をソートおよびフィルタできます。 - エンティティのフィルタ
異なるクイック・フィルタを選択することで、エンティティ・タイプのファセット結果も異なります。 - エンティティ検索の表示
クイック・フィルタを選択しない場合、「表およびビュー」フィルタがデフォルトで選択されます。 - カタログ設定
カタログ設定では、一般設定の管理、問合せスコープの追加および表示、保存済検索の作成と表示、および「カタログ」ページのルック・アンド・フィールの変更を行うことができます。 - カタログの管理
カタログ・ツールを使用して、複数のカタログを有効にできるようになりました。 - エンティティ詳細の表示
目的のエンティティが見つかったら、そのエンティティをクリックしてその詳細を表示するか、その行にマウス・ポインタを重ねると右側に表示されるメニューから使用可能な他のアクションの1つをクリックできます。 - データにアクセスするためのクラウド・リンクの登録
クラウド・リンクを使用すると、Autonomous Databaseインスタンス上の読取り専用データにリモートでアクセスできます。 - クラウドへのデータのエクスポート
「カタログのブラウズ」ページの表アクションの「クラウドへのデータのエクスポート」メニューを使用して、データをテキストとしてAutonomous Databaseからクラウド・オブジェクト・ストアにエクスポートします。 テキスト形式のエクスポート・オプションは、CSV、JSON、ParquetまたはXMLです。 - 表の統計の収集
表のデータ分散およびストレージ特性を測定する統計を生成できます。 - 表の編集
表エンティティの他に、「アクション」の「編集」メニュー(3つの垂直ドット)から使用可能な表の編集ウィザードを使用して、オブジェクトを作成および編集できます。
親トピック: 分析