Autonomous DatabaseでのOracle REST Data Servicesを使用した開発
Autonomous Databaseは、Oracle REST Data Services (ORDS)をサポートしています。
RESTfulサービスの開発は、次の開発インタフェースを使用して簡単に行えます:
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データベース・アクション(SQL Developer Web): Autonomous Database上のデータベース・アクションを使用してRESTでユーザーを有効にします。 詳細は、「Autonomous Databaseでのユーザーおよびユーザー・ロールの管理 - データベース・アクションを使用した接続」を参照してください。
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SQL Developer (デスクトップ): デスクトップ上のSQL Developerを使用すると、データベースに接続して表およびビューへのRESTサービス・アクセスを有効にしたり、SQLおよびPL/SQLコードに基づいてカスタムRESTful Servicesを開発できます。 詳細については、「Oracle SQL Developerをウォレット(mTLS)に接続」を参照してください。
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Oracle APEX: APEXでは、RESTfulサービス開発ページを使用して、サービスおよびRESTが有効なオブジェクトをビルドおよびメンテナンスできます。 APEX SQLワークショップを使用して、Oracle RESTfulサービスおよびREST対応オブジェクトにアクセスできます。 詳細については、「RESTfulサービスへのアクセス方法」を参照してください。
Autonomous DatabaseのADMINアカウントは、REST対応です。 これにより、REST ServicesをADMINスキーマに公開でき、ADMINデータベース・ユーザー・アカウントを使用してデータベース・アクションにアクセスできるようになります。 RESTful ServicesおよびREST対応オブジェクトのアプリケーション・スキーマ・アカウントを作成することをお薦めします。 サービスは、データベース認証およびREST対応のスキーマを使用して保護されます。
認証されたデータベース・ユーザーがアクセスを許可されるのは、スキーマがREST対応であり、リクエストのURLマッピングが自身のスキーマを指している場合のみです。 リクエストが他のデータベース・スキーマを指している場合、ユーザーは認証されません。 たとえば、REST対応スキーマHRとして認証された次のリクエストはアクセス可能です:
GET /ords/hr/module/service/
ただし、REST対応スキーマSCOTTとして認証されている場合、同じリクエストでも:
GET /ords/hr/module/service/
エラーになります:
401 HTTP Unauthorized response/error
資格証明が正しく、これらのルールを満たすデータベース・ユーザーはすべて認証され、ORDS、中間層、SQL Developerロールが付与されます。 SQL Developerロールを使用すると、ユーザーはSQL Developerロールを必要とする任意のエンドポイントにアクセスできます。
表をRESTアクセス用に有効化する方法については、「クイック・スタート・ガイド」の「REST-データベース表の有効化」を参照してください。