アーカイバおよびContent Captureを使用したOracle WebCenter Contentからのファイルの移行
アーカイバおよびContent Captureを使用して、中程度のボリューム(500,000ファイル未満)のOracle WebCenter Content環境を移行できます。 Oracle WebCenter Contentで提供されるアーカイバ・ツールは、指定された検索基準に基づいてドキュメント・メタデータおよび対応するファイルをエクスポートできます。 Oracle Content Managementの一部であるContent Captureは、ファイルを一括でインポートし、Oracle Content Managementにアップロードする前に自動的に処理できます。 Content Captureは、アーカイバ出力ファイル形式を暗黙的に理解し、Oracle WebCenter ContentからOracle Content Managementにドキュメントを移行するプロセスを簡略化します。
次の手順では、ソース・データ構造およびセキュリティをOracle Content Managementアセット機能にすでにマップし、Oracle Content Managementインスタンスを作成し、Oracle Content Managementにアセット構造を作成していることを前提としています。
アーカイバおよびContent Captureを使用してOracle WebCenter Contentからファイルを移行するには、次のステップを実行します:
- Oracle WebCenter ContentからHDA形式への「アーカイバを使用したソース・ファイルの手動エクスポート」。
従来のOracle WebCenter Contentシステムでは、ファイル・コンテンツはファイル・システムまたはデータベースに格納されます。 Oracle WebCenter Contentによって提供されるアーカイバ・ツールを使用して、ファイル・メタデータおよび対応するファイルをエクスポートできます。 アーカイバは、指定された検索基準に基づいてコンテンツをエクスポートします。 システム・フィールドまたはカスタム・メタデータ・フィールドを参照する条件を作成できます。
アーカイバ・エクスポート定義ごとに、アーカイバはWeblogicドメインの下の共有ファイル領域にあるOracle WebCenter Contentサーバーにフォルダを作成します。 アーカイバは、エクスポート・フォルダ内で、実行された各エクスポートのサブフォルダを日付別に作成します。 日付フォルダには、メタデータとファイルが格納されます。
アーカイバの動作の詳細は、次のリンクを参照してください: - 「Content Captureのファイル・インポート・エージェントの使用」:エクスポートされたHDAファイルからOracle Content Managementにコンテンツおよびメタデータをインポートします。
Content Captureを構成して、Oracle Content Managementで作成したアセット・リポジトリをターゲットにし、HDAファイルのメタデータ・フィールドをOracle Content Managementアセット・タイプのフィールドにマップし、コンテンツ・ファイルおよび添付の処理方法を指定します。 Content Captureは、アーカイブ・フォルダの内容をOracle Content Managementのリポジトリにアップロードし、対応するメタデータを新しいアセットにコピーします。