2 ネームスペースに関する操作
この章では、ネームスペースを管理する方法について例を示します。
Oracle NoSQL Database内のネームスペースにより、複数の表がグループ化され、その中で表名が必ず一意になります。これにより、1つのグループとして表権限を管理できるようになります。様々なネームスペースにわたり、同じ名前が付いた表が複数あってもかまいません。これらの表にアクセスするには、完全修飾の表名を使用する必要があります。完全修飾の表名は、先頭がネームスペースであり、その後に、コロン(:)で区切って表名が続きます。たとえば、ns1:table1です。
ノート:
ネームスペースでは大文字と小文字が区別されないため、ns1やNS1は同じものとして扱われます。
ストアに複数のネームスペースを作成できます。各表は特定のネームスペースに属しています。デフォルトのOracle NoSQL Databaseネームスペースはsysdefaultです。sysdefaultネームスペース内の表にアクセスするために完全修飾名は必要ありません。たとえば、その表にアクセスするには、sysdefault:table2ではなくtable2を指定します。
すべてのネームスペース名では、標準識別子が使用され、表および索引と同じ制限事項があります。
- 名前は英字(aからz、AからZ)で始まる必要があります。
- 残りの文字は英数字(aからz、AからZ、0から9)です。
- 名前の文字には、ピリオド(.)とアンダースコア(_)を使用できます。
- ネームスペースの名前の最大長は128文字です。
ノート:
接頭辞sysは、どのネームスペースにも使用できません。sys接頭辞は予約されています。他のキーワードは制限されていません。