2.3.3 スキーマ・ビューの構成パラメータ
ビジュアライゼーションでスキーマ・ビューを有効にするには、いくつかの関連プロパティを構成する必要があります。
次のプロパティで、スキーマ・ビューの動作を制御します:
schema(オプション): スキーマ・ビューに表示されるデータを指定します。このプロパティは、設定に記述されているGraphSchema形式でデータを取得します。このプロパティが構成されていないと、スキーマ・ビューはサポートされません。schemaSettings(オプション): スキーマ・ビューの表示を制御する様々な設定(スタイル設定など)を定義します。このプロパティは、設定に記述されているSettings形式に従います。schemaSettings.baseStylesおよびschemaSettings.ruleBasedStylesを使用すると、スキーマ・ビューにカスタム・スタイルを設定できます。これは、既存のグラフ・ビューのスタイル設定をカスタマイズするsettings.baseStylesおよびsettings.ruleBasedStylesと同様です。schemaSettingsを使用してスタイル設定が指定されていない場合、グラフ・ビジュアライゼーション・ライブラリはデフォルトのスタイル設定を使用して、スキーマ・ビューに頂点とエッジを表示します。また、ページ区切りや凡例などの特定の機能は、スキーマ・ビューに適用されません。したがって、Settingsにこのような属性が構成されていたとしても、効力はありません。Settingsインタフェースでは、グラフ・ビジュアライゼーション・パネルに表示されるスキーマ・ビューおよびグラフ・ビューをカスタマイズするために、次の追加プロパティがサポートされています。次の各プロパティの詳細は、設定を参照してください。viewMode(オプション): スキーマ・ビューおよびグラフ・ビューの表示を制御します。また、実行時にビューを切り替えるためにも使用できます。サポートされている値は、expandedおよびcollapsedです。スキーマ・ビュー・モードはschemaSettings.viewModeによって決定され、グラフ・ビュー・モードはsettings.viewModeによって決定されます。viewLabel(オプション): スキーマ・ビューまたはグラフ・ビューに表示するラベルを指定します。構成すると、対応するビューの上部中央にラベルとして、この値が表示されます。スキーマ・ビューおよびグラフ・ビューのトグル・ボタンのツールチップとしても使用されます。legendState(オプション): グラフ・ビューの凡例リージョンが展開状態か縮小状態かを指定します。サポートされている値は、expandedおよびcollapsedです。スキーマ・ビューのschemaSettingsにこのプロパティを指定しても、このビューには凡例領域がないため、効力がありません。
次に、スキーマ・ビューの
schemaSettingsの例を示します。{"viewMode": "expanded", "viewLabel": "Schema View", "baseStyles": { "vertex": { "label": "${properties.labelName}", "color": "blue" }}}次に、グラフ・ビューの
settingsの例を示します。{"viewMode": "collapsed", "viewLabel": "Graph View", "legendState": "collapsed", "baseStyles": { "vertex": { "label": "${properties.labelName}", "color": "red"}}}
親トピック: スキーマ・ビュー