Oracle Analytics Webサービスの概要

このトピックでは、Oracle AnalyticsのセッションベースWebサービス(SOAP API)について説明します。

トピック:

Oracle Analytics Webサービスについて

Oracle AnalyticsのセッションベースWebサービスを使用して、Oracle Analyticsをプログラムでコールしたり、様々な分析タスクを実行できます。

Oracle AnalyticsセッションベースWebサービスでは、有効なOracle AnalyticsセッションIDをパラメータとして渡す必要があります。コール側アプリケーションは、Webサービスをコールする前に、まずセッションIDを取得するコールを行う必要があります。

OAuth2トークンをサポートするアイデンティティ管理システムでOracle Analytics Serverを構成した場合、SAWSessionServiceサービスのlogon()メソッドの認可ヘッダーでアクセス・トークンを使用してセッションIDを取得できます。

このドキュメントには、Oracle AnalyticsでサポートされているWebサービスの説明が含まれています。WSDLドキュメントには、ここに記載されていない追加のサービスが含まれる場合があります。

Oracle AnalyticsのセッションベースWebサービスとは

Oracle AnalyticsのセッションベースWebサービスは、SOAP (Simple Object Access Protocol)を実装するアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)です。これらのWebサービスは、プログラムで分析および対話型レポート・オブジェクトを起動するように設計されています。これらのWebサービスは、様々な操作を実行する機能も提供します。

Oracle AnalyticsセッションベースWebサービスを使用すると、次の3種類の機能を実行できます。

  • 分析および対話型レポート・オブジェクトから結果を抽出し、外部アプリケーションやWebアプリケーション環境に配信します。

  • 管理機能を実行します。

  • Intelligent Agentを実行します。

Oracle AnalyticsのセッションベースWebサービスを使用すると、J2EEや.NETなどの外部アプリケーションでOracle Analyticsを分析計算およびデータ統合エンジンとして使用できます。これにより、外部アプリケーションとOracle Analyticsとの通信を可能とするサービス群が提供されます。

Oracle AnalyticsセッションベースWebサービスでは、有効なOracle AnalyticsセッションIDをパラメータとして渡す必要があります。つまり、コール側アプリケーションは、Webサービスをコールする前に、まずセッションIDを取得するコールを行う必要があります。最後に、ログアウトのためのコールを行います。

Oracle Analytics Webサービスの各サービスおよびメソッドの正式な定義は、WSDL形式で取得できます。プロキシ生成ツールを使用して、各サービスにアクセスするためのプロキシおよびスタブ・コードを作成できます。このWSDLドキュメントには、クライアント・バージョンに応じて次のOracle Analytics WebサービスURLからアクセスできます:

https://host:port/analytics-ws/saw.dll/wsdl/v12