ユーザー変数の動的設定

データ・ソース・タイプ: Enterprise Profitability and Cost ManagementFinancial Consolidation and CloseフリーフォームPlanningPlanningモジュールTax Reporting

管理者により、少なくとも1つのユーザー変数を含むフォームが設定されており、動的なユーザー変数が使用可能になっている場合、フォームで直接ユーザー変数値を選択および変更できます。

たとえば、Planningでは、Departmentという変数で営業メンバーを選択して販売費用をプランし、その後マーケティング・メンバーを選択してマーケティング費用をプランできます。また、ユーザー・プリファレンスでユーザー変数の値を設定することも可能です。

フォームが「コンテキストの使用」オプションを使用して定義されている場合、ユーザー変数をPOVで使用できます。この設定では、ユーザー変数の値はフォームのコンテキストにより動的に変更されます。

ノート:

  • 25.08以降、Forms 2.0およびダッシュボードの場合、Cloud EPMでは、フォームを初めて開くときに、ユーザーのアクセスの最上位レベルに基づいて、動的および状況依存のユーザー変数のデフォルト値が自動的に設定されます。

    ユーザーは、フォームで作業する前に、動的および状況依存のユーザー変数の値を選択する必要はありません。ユーザーは、このトピックの手順を使用してフォームを開いた後に、必要に応じて値を変更できます。

    具体的には、特定のフォームに動的ユーザー変数または状況依存ユーザー変数がない場合、Cloud EPMは変数に定義された制限があるかどうかをチェックします:

    • 制限が定義されている場合、その制限が評価され、最初のアクセス可能なメンバーがユーザー変数のデフォルト値として選択されます。

    • 制限が定義されていない場合は、ユーザー変数に関連付けられたディメンションのレベル0メンバーを取得し、アクセス可能な最初のメンバーを入力します。

    セキュリティ上の理由(アクセス権がない、許可されるメンバーがないなど)のためにCloud EPMがデフォルト値を選択できない場合、フォームはロードされず、「ユーザー・プリファレンス」で変数を設定する必要があることをユーザーに通知するメッセージが表示されます。

  • 標準ユーザー変数(未定義の場合)は、「ユーザー・プリファレンスの設定」で説明されているように、プリファレンスで欠落値を定義するためにユーザーの介入が必要です。

ユーザー変数の値を動的に変更するには:
  1. Smart Viewパネルで、データ・ソースに接続してフォームを開きます。

    シートの上側のPOVツールバーに、使用可能なユーザー変数があることを確認します。選択可能なボタンは有効化されています。選択不可のボタンはグレー表示されています。

  2. POVツールバーで、ユーザー変数ボタンをクリックして、「メンバー選択」ダイアログ・ボックスを表示します。

    図8-1では、Account View、Version View、Entity ViewおよびProductはすべて、フォームのPOVを変更するために変更できる動的ユーザー変数です。

    変更された最後のユーザー変数は、POVツールバーの左側にあるテキスト・ボックスに表示されます。図8-1では、Entity Viewが最後に変更されたユーザー変数です。

    図8-1 フォーム内の動的ユーザー変数の例


    フォームのPOVツールバーの動的ユーザー変数の例
  3. 「メンバー選択」ダイアログで、ユーザー変数ボタンで現在表示されているメンバーを置換するメンバーを選択します。

    または:

    • 「表示」ボタンの矢印をクリックし、「代替変数」を選択して、メンバーを代替変数として選択します。

    • 「フィルタ」「フィルタ」ボタンドロップダウン・リストで、適用可能なフィルタを選択し、「メンバー選択」ダイアログでメンバーを選択します。

  4. 「OK」をクリックして、「メンバー選択」を閉じます。
  5. 変更するユーザー変数ごとに、ステップ2からステップ4を繰り返します。
  6. 「リフレッシュ」をクリックして、更新されたフォームを表示します。