Smart ViewでのIPMインサイトの使用

Oracle Smart View for Officeを使用して、Excel、WordおよびPowerPointのMicrosoft Officeアプリケーションでインテリジェント・パフォーマンス管理(IPM)インサイトを挿入して使用できるようになりました。

データ・ソース・タイプ: PlanningEnterprise Profitability and Cost ManagementフリーフォームTax Reporting

IPMインサイトは、過去のデータとプレディクト・データを分析し、自力では発見できなかった可能性のあるデータのパターンおよびインサイトを見つけるために役立ちます。IPMインサイトを使用すると、データ分析にかかる時間を短縮し、予測精度を向上させ、トレンドを早期に検知し、偏向を最小限に抑えることで、情報に基づいた意思決定を促進できます。

サービス管理者は、Webアプリケーションの「インサイト」ダッシュボードに表示する内容を定義するようにIPMインサイトを構成およびスケジュールします。これで、Smart Viewで同じインサイトを表示して、Excel、WordおよびPowerPointのMicrosoft Officeアプリケーションに挿入できるようになりました。

IPMインサイトでは、次のタイプのインサイトが提供されます:

  • 予測差異および予測偏向: このインサイトは、プランナが履歴データの分析によって送信した予測の隠れた偏向を明らかにします。たとえば、実際の電子機器売上高が、予測より24.15%高くなっています。
  • プレディクション: このインサイトは、予測値と比較した予測の大きな偏差を明らかにします。たとえば、予測された光熱費が、予測より20.06%低くなっています。
  • 異常: このインサイトは、期待される結果から逸脱するデータ内の外れ値や異常なパターンを検出します。たとえば、実際の製造費が、FY23 6月に44%高くなっています。

Smart Viewでは、次の方法でIPMインサイトを使用できます:

  • 使用可能なインサイトの表示: 「IPMインサイト」ダイアログで、使用可能なインサイトのリストとその詳細を表示できます。「Smart Viewでのインサイトの表示」を参照してください。
  • インサイトの挿入: インサイトをExcelシート、WordドキュメントおよびPowerPointスライドに挿入できます。「Smart Viewでのインサイトの挿入」を参照してください。
  • 関数の挿入: このアクションはExcelでのみ使用できます。チャートやデータ表なしで、インサイトに関連する詳細のみを抽出して表示するための関数を挿入できます。「関数の挿入」を参照してください。
  • インサイトの分析: このアクションはExcelでのみ使用できます。インサイトに関連付けられたデータ表のみを挿入し、様々なアド・ホック分析操作を使用して分析できます。「アド・ホック・グリッドでのインサイトの分析」を参照してください。
  • インサイトに関連付けられたメタデータの表示: このアクションはExcelでのみ使用できます。シートにインサイトまたは関数を挿入した後、「シート情報」ダイアログで、インサイトに関連付けられた追加の詳細およびメタデータを表示できます。「シート情報でのインサイト・メタデータの表示」を参照してください。
  • 挿入されたインサイトの保存とリフレッシュ: インサイトを挿入したExcelシート、WordドキュメントまたはPowerPointスライドを保存し、インサイトをリフレッシュして最新データを取得できます。「インサイトの保存およびリフレッシュ」を参照してください。

インサイトの構成およびWebアプリケーションからのアクセスの詳細は、次のトピックを参照してください: