職責範囲データのダウンロードおよびアップロード
Oracle Fusion HCM Analyticsを使用すると、セキュリティ設定のために、Oracle Fusion Data Intelligenceインスタンスに関連付けられたOracle Autonomous Data Warehouseの職責範囲(AOR)データを管理できます。
AOR関連のデータは、カスタム・セキュリティ設定および一括割当に使用できます。 最新のAORデータ・セキュリティ割当ファイルをダウンロードして、既存のデータを変更し、アップロードして戻すことができます。 これにより、他のメソッドを使用してAORデータをOracle Autonomous Data Warehouseに取得することを回避できます。
ダウンロードしたAORデータ・セキュリティ割当てファイルは、事前作成済のセキュリティ・コンテキストのみをサポートします。 カスタム・コンテキストの場合、カスタム・セキュリティの構成時に、DW_ASG_RESPONSIBILITY_D表で使用可能なAORデータを利用できます。 ダウンロードするAORファイルの形式は、アップロードできるデータ・セキュリティ割当ファイルと異なるため、AOR関連のセキュリティ割当ファイルとしてアップロードする前に、必要な列をAORファイルからセキュリティ割当ファイルにコピーする必要があります。 たとえば、AORファイルには、参照専用のAOR TYPEなどの追加列があります。
職責範囲機能領域をアクティブ化した後にその領域のデータ・パイプラインを実行すると、Oracle Fusion Data Intelligenceは、DW_ASG_RESPONSIBILITY_DビューからAOR関連データをロードし、変換して、このデータを使用してAORファイルに移入します。 AOR関連のダウンロード可能ファイルのデータは、現在のデータ・セキュリティ割当の.csvファイルに従ってフォーマットされ、ビジネス・ユニット、国、法的エンティティおよび組織の事前作成済セキュリティ・コンテキストに関連します。
セキュリティ割当てデータをOracle Autonomous Data Warehouseにアップロードした後、AOR割当てが終了した場合は、AORおよびデータ・セキュリティ割当てファイルをダウンロードし、2つのファイル間の不一致を比較し、データ・セキュリティ・コンテキストに対してコンテキストを追加または削除し、必要に応じて正しいデータをアップロードするために必要なアクションを実行する必要があります。 AORファイルには現在の有効レコードのみが含まれるため、このファイルでは、終了日が設定されたレコードは使用できません。
ノート:
「既存の構成設定の置換」は、既存のデータ・セキュリティ割当てを削除します。
