レート同期化日コードの給与開始日例外

「等級ステップ・レートの同期化」プロセスでは、レート同期化日コードに選択した値を使用して給与開始日が設定されます。

計算された給与開始日が、個人が現在のステップまたは等級に移動した日付より前の日付である場合があります。これは、レート同期化日コードが次のいずれかのオプションの場合に発生します。

等級、ステップ・レートの変更日
現在の給与期間の開始
Formulaの使用

計算された日付が現在のステップまたは等級の日付よりも前である場合は、個人の現在のアサイメントに給与開始日が設定されます。このプロセスでは、有効日を使用して現在のアサイメントが判断されます。したがって、検出されたアサイメントが、最新の開始日を持つアサイメントではない場合があります。

たとえば、レート同期化日コードが「等級ステップ・レート変更日」で、レート値を2021年1月1日に更新したとします。 2021年2月2日に、ある個人がステップ4からステップ5に移動しました。有効日を2021年2月2日にしてプロセスを実行すると、これを使用してその個人の現在のアサイメントが検索されます。このプロセスでは、その個人がステップ5にあると判断されるため、ステップ5の新しいレートでその個人の給与が更新されます。通常、このプロセスでは、レート同期日付コード設定に従って、更新された給与の開始日が設定されます。この例では、その日付は、更新されたレート値の有効日である2021年1月1日です。しかし、その開始日は、2021年2月2日に新しいステップに移動したこの個人にとっては意味がありません。ステップ5のレートを、ステップに移動する1日前には更新しません。そのため、給与開始日は、プロセスが現在の2021年2月2日に識別されたアサイメントの開始日に設定されます。