98 DBMS_HEAT_MAP_ADMIN

DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージは、データベースでのヒート・マップ設定の管理(保存時間の構成や、ヒート・マップ・トラッキングの有効化または無効化など)のための管理インタフェースを提供します。このパッケージは、ヒート・マップ・データの収集方法と保持方法を制御する必要があるデータベース管理者を対象としています。

この章のトピックは、次のとおりです:

参照:

  • 『Oracle AI Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』ヒート・マップ

  • 『Oracle AI Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』の「ヒート・マップ保存時間の設定」
  • DBMS_ILM

  • DBMS_ILM_ADMIN

98.1 DBMS_HEAT_MAP_ADMINの概要

DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージは、データベースでのヒート・マップ・データ保存を構成および管理するためのインタフェースを提供します。

DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージは、データベースでのヒート・マップ・データ保存を管理するためのサブプログラムを提供します。ヒート・マップは、ILMのデータ変更アクティビティを追跡します。このパッケージを使用すると、バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスによって自動的に削除されるまでの、ヒート・マップ・データの保存期間を指定できます。適切な保存期間を設定することで、ストレージ使用量を最適化でき、ヒート・マップ表が無期限に拡大しないようにすることができます。

このパッケージには、保存時間の設定と取得のためのプロシージャとファンクションが含まれています。バックグラウンド削除サービスは、デフォルトでは無効になっており、有効な保存期間が指定されると自動的に有効になります。

98.2 DBMS_HEAT_MAP_ADMINのセキュリティ・モデル

サブプログラムを使用するには、DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージに対するEXECUTE権限が必要です。

デフォルトでは、この権限はDBAロールに付与されています。ヒート・マップの保存設定を変更する必要があるユーザーには、この権限を直接付与するか、それを継承するロールを介して付与する必要があります。

98.3 DBMS_HEAT_MAP_ADMINサブプログラムの要約

この表では、DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージのサブプログラムをリストし、簡単に説明します。

表98-1 DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

GET_RETENTION_TIMEファンクション

ヒート・マップ・データの現在の保存時間値を日数で戻します。

SET_RETENTION_TIMEプロシージャ

バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスを有効にし、ヒート・マップ・データを保存する日数を設定します。

98.3.1 GET_RETENTION_TIMEファンクション

このファンクションは、ヒート・マップ・データの現在の保存時間値を日数で戻します。

構文

DBMS_HEAT_MAP_ADMIN.GET_RETENTION_TIME
   RETURN NUMBER;

戻り値

ヒート・マップの保存時間を日数で戻します。
  • デフォルト値は4,294,967,295であり、これは、バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスが無効になっていることを示します。
  • SET_RETENTION_TIMEを使用して有効な保存時間が設定されている場合、このファンクションはその値を戻します。

使用上のノート

  • このファンクションを使用して、現在のヒート・マップ保存時間構成を確認します。
  • そのサービスが無効になっている場合は、この戻り値を、保存を有効にする前の確認として使用できます。

98.3.2 SET_RETENTION_TIMEプロシージャ

このプロシージャは、バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスを有効にし、ヒート・マップ・データを保存する日数を設定します。

構文

DBMS_HEAT_MAP_ADMIN.SET_RETENTION_TIME (
   days IN NUMBER);

パラメータ

表98-2 SET_RETENTION_TIMEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

days

ヒート・マップ・データを保存する日数を指定します。有効な値の範囲は、1から4,294,967,294までです。値が4,294,967,295の場合は、バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスが無効になります。無効な値(負、0またはNULL)を指定すると、INVALID_ARGUMENT_VALUEエラーが発生します。