99 DBMS_HEAT_MAP_ADMIN

DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージは、データベースでのヒート・マップ設定の管理(保存時間の構成など)のための管理インタフェースを提供します。このパッケージは、ヒート・マップ・データの収集方法と保持方法を制御する必要があるデータベース管理者を対象としています。

この章のトピックは、次のとおりです:

参照:

  • 『Oracle AI Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』ヒート・マップ

  • 『Oracle AI Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』の「ヒート・マップ保存時間の設定」
  • DBMS_ILM

  • DBMS_ILM_ADMIN

99.1 DBMS_HEAT_MAP_ADMINの概要

DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージは、データベースでのヒート・マップ・データ保存を構成および管理するためのインタフェースを提供します。

DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージには、データベースでのヒート・マップ・データ保存を管理するためのサブプログラムが含まれています。ヒート・マップは、ILMのデータ変更アクティビティを追跡します。このパッケージを使用すると、自動的に削除されるまでのヒート・マップ・データの保存期間を指定できます。適切な保存期間を設定することで、ストレージ使用量を最適化でき、ヒート・マップ表が無期限に拡大しないようにすることができます。

このパッケージには、保存時間の設定と取得のためのプロシージャとファンクションが含まれています。保存されたデータの自動削除は、デフォルトでは無効になっており、有効な保存期間が指定されると自動的に有効になります。

99.2 DBMS_HEAT_MAP_ADMINのセキュリティ・モデル

サブプログラムを使用するには、DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージに対するEXECUTE権限が必要です。

デフォルトでは、この権限はDBAロールに付与されています。ヒート・マップの保存設定を変更する必要があるユーザーには、この権限を直接付与するか、それを継承するロールを介して付与する必要があります。

99.3 DBMS_HEAT_MAP_ADMINサブプログラムの要約

この表では、DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージのサブプログラムをリストし、簡単に説明します。

表99-1 DBMS_HEAT_MAP_ADMINパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

GET_RETENTION_TIMEファンクション

ヒート・マップ・データの現在の保存時間値を日数で戻します。

SET_RETENTION_TIMEプロシージャ

バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスを有効にし、ヒート・マップ・データを保存する日数を設定します。

99.3.1 INFINITE_RETENTION_TIMEの定数

無期限保存の定数。

構文

DBMS_HEAT_MAP_ADMIN.INFINITE_RETENTION_TIME

"無期限保存"を表すPL/SQL定数または値: 4,294,967,295。ヒート・マップ保存設定として使用すると、バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスが無効になり、ヒート・マップ・データは無期限に保存されます。

使用上のノート

この定数をSET_RETENTION_TIMEに渡して削除サービスを無効にしたり、GET_RETENTION_TIMEによって戻された値と比較することができます。

99.3.2 GET_RETENTION_TIMEファンクション

このファンクションは、ヒート・マップ・データの現在の保存時間値を日数で戻します。

構文

DBMS_HEAT_MAP_ADMIN.GET_RETENTION_TIME
   RETURN NUMBER;

戻り値

ヒート・マップの保存時間を日数で戻します。
  • 保存が明示的に設定されていない場合、戻されるデフォルト値はDBMS_HEAT_MAP_ADMIN.INFINITE_RETENTION_TIMEで、バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスが無効であることを示します。
  • SET_RETENTION_TIMEを使用して有効な保存時間が設定されている場合、このファンクションはその値を戻します。

使用上のノート

  • このファンクションを使用して、現在のヒート・マップ保存時間構成を確認します。
  • そのサービスが無効になっている場合は、この戻り値を、保存を有効にする前の確認として使用できます。

99.3.3 SET_RETENTION_TIMEプロシージャ

このプロシージャは、バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスを有効にし、ヒート・マップ・データを保存する日数を設定します。

構文

DBMS_HEAT_MAP_ADMIN.SET_RETENTION_TIME (
   days IN NUMBER);

パラメータ

表99-2 SET_RETENTION_TIMEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

days

ヒート・マップ・データを保存する日数を指定します。有効な値の範囲は、1からDBMS_HEAT_MAP_ADMIN.INFINITE_RETENTION_TIME - 1までです。値がDBMS_HEAT_MAP_ADMIN.INFINITE_RETENTION_TIMEの場合は、バックグラウンドのヒート・マップ削除サービスが無効になります。無効な値(負、0またはNULL)を指定すると、INVALID_ARGUMENT_VALUEエラーが発生します。