START OBSERVER IN BACKGROUND
START OBSERVER IN BACKGROUNDコマンドは、このDGMGRLセッションを実行中のこのホスト上で、ファスト・スタート・フェイルオーバー・オブザーバをバックグラウンド・プロセスとして起動します。
このコマンドが発行された後、DGMGRLによって、START OBSERVER IN BACKGROUNDコマンドが正常に発行されたかどうか報告されます。「Yes」の場合、ユーザーに制御が戻ります。(これは、オブザーバの起動後にユーザーに制御が戻らないSTART OBSERVERコマンドの動作とは異なります。)
このコマンドではOracleウォレットを使用して資格証明を取得し、データベース・サーバーにログインして、オブザーバを登録します。CONNECTコマンドを使用してブローカ構成内のデータベース・サーバーに正常に接続している場合でも、このコマンドでは既存の接続が無視され、Oracleウォレットに格納されている資格証明が使用されます。ウォレットが構成されていない場合、このコマンドによるオブザーバの起動は失敗します。
書式
START OBSERVER [<observer_name>] IN BACKGROUND CONNECT IDENTIFIER IS <connect_identifier> [FILE IS <observer_file>] [LOGFILE IS <log_file>] [TRACE_LEVEL IS USER | SUPPORT];
コマンド・パラメータ
- observer_name
- 同一のData Guard Broker構成内でオブザーバを識別する名前。
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同一のData Guard Broker構成上で2つのオブザーバに同じ名前を付けることはできません。
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オブザーバの名前を指定しない場合は、デフォルトのオブザーバ名(
START OBSERVERコマンドが発行されたマシンのホスト名)が使用されます。 -
オブザーバ名の大/小文字は区別されません。
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文字列"NONAME"はオブザーバ名として使用できません。
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- connect_identifier
- 接続識別子は、構成のメンバーに接続するためのOracleウォレット内の資格証明の検索に使用されます。
- observer_file
- ランタイム・データ・ファイルのパスと名前を指定します。指定しない場合、ファイル名はデフォルトで
fsfo.dat、パスは現在の作業ディレクトリになります。 - log_file
- オブザーバ・ログ・ファイルのフルパス。各オブザーバには独自のログ・ファイルがあります。
使用上のノート
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START OBSERVERコマンドが正常に発行されても、資格証明の問題、断続的なネットワーク接続またはオブザーバ登録の失敗が原因で、オブザーバを起動できない場合があります。オブザーバが正常に起動されたことを確認するには、SHOW OBSERVERSコマンドを使用するか、オブザーバ・ログ・ファイルを確認します。 -
このコマンドでは、
CONNECTコマンドを使用して確立された特定の構成メンバーへの接続がすべて無視されます。つまり、ブローカ構成内の特定のメンバーに接続していない場合でも、START OBSERVER IN BACKGROUNDコマンドを使用することでオブザーバを起動できます。 -
START OBSERVER IN BACKGROUNDコマンドを発行する前に特定の構成メンバーに接続している場合は、制御が戻った後、その接続を引き続き使用できます。 -
observer_fileパラメータを
FILE ISパラメータで指定していない場合は、オブザーバによって、現在の作業ディレクトリでfsfo.datファイルが検索されます。見つからない場合は、オブザーバによってfsfo.datファイルが作成されます。 -
LOGIFLE IS句に、完全なパスがファイル名とともに指定されている場合、そのファイルは指定されたパスに格納されます。ファイル名のみが指定され、
DG_ADMIN環境変数が定義されている場合、指定されたファイルは$DG_ADMIN/config_ConfigurationSimpleName/logディレクトリに格納されます。DG_ADMIN環境変数が定義されていない場合、ファイルは現在の作業ディレクトリに格納されます。LOGFILE IS句が省略された場合、ログ・ファイルはobserver_hostname.logという名前を使用して$DG_ADMIN/config_ConfigurationSimpleName/logディレクトリに格納されます。DG_ADMIN環境変数が定義されていない場合、ログ・ファイルはobserver_hostname.logとして現在の作業ディレクトリに格納されます。ConfigurationSimpleNameは、ブローカ構成の名前です。 -
完全なディレクトリ・パスとファイル名が
FILE IS句で指定されると、オブザーバ・ランタイム・データ・ファイルがこのディレクトリに作成されます。相対パスとファイル名を指定すると、ファイルは現在の作業ディレクトリの下の指定されたパスに作成されます。ファイル名のみが指定されている場合、そのファイルは
$DG_ADMIN/config_ConfigurationSimpleName/dat/ディレクトリに格納されます。DG_ADMIN環境変数が定義されていない場合、ファイルは現在の作業ディレクトリに格納されます。構成プロパティであるConfigurationSimpleNameは、ブローカ構成の名前です。この句が省略されると、ファイルは
$DG_ADMIN/config_ConfigurationSimpleName/dat/FSFO_hostname.datとして格納されます。DG_ADMIN環境変数が定義されていない場合、ファイルは現在の作業ディレクトリにfsfo.datとして格納されます。 -
オプションの
TRACE_LEVEL IS句を使用すると、実行してオブザーバ・ログ・ファイルに書き込むトレースの量を制御できます。デフォルト値のUSERの場合、オブザーバ・ログの内容は、ファスト・スタート・フェイルオーバー、プライマリ・データベースとターゲット・スタンバイ・データベースのステータス変更、およびエラーまたは警告メッセージに関するトレース情報に制限されます。TRACE_LEVELをSUPPORTに設定すると、Oracleサポート・サービスが必要とするより低レベルの情報が含まれ、トレース情報の量が増大します。 -
START OBSERVER IN BACKGROUNDコマンドのオプション句の順序は置き替え可能です。
コマンドの例
DGMGRL> START OBSERVER observer1 IN BACKGROUND
FILE IS /net/sales/dat/oracle/broker/fsfo.dat
LOGFILE IS /net/sales/dat/oracle/broker/observer.log
CONNECT IDENTIFIER IS sales_p;
Submitted command "START OBSERVER" using connect identifier "sales_p"