Oracle GoldenGate

Oracle GoldenGateはデータ分散およびデータ統合のためのOracleの戦略的ロジカル・レプリケーション・ソリューションです。

Oracle GoldenGateはリアルタイムのログ・ベースの変更データの取得およびレプリケーション・ソフトウェア・プラットフォームを提供します。このソフトウェアでは、異種のデータベース間で、トランザクション・データのキャプチャ、ルーティング、変換および配信をリアルタイムに行います。

他のベンダーのレプリケーション・ソリューションとは異なり、Oracle GoldenGateはOracle AI Databaseとより密接に統合されながらも、異機種データベース管理システム間のレプリケーションに最適な、オープンなモジュラ・アーキテクチャも提供します。これらの性質の組合せにより妥協が排除されるため、Oracle GoldenGateはOracle AI Database環境と非Oracle AI Database環境にまたがる要件に対処するための優先の論理レプリケーション・ソリューションとなります。

典型的な環境として、取得、ポンプおよび配信プロセスがあります。これらの各プロセスは、Oracle AI Databaseを含む、ほとんどの一般的なオペレーティング・システムおよびデータベースで実行できます。データのすべてまたは一部をレプリケートできます。またこれらのどのプロセス内のデータも異種機間環境だけでなく、異なるデータベース・スキーマ、表名または表構造で操作できます。Oracle GoldenGateは、事前設定された競合検出と解決ハンドラにより双方向のレプリケーションをサポートし、データ競合を解決を支援します。

Oracle GoldenGate論理レプリケーションにより、Oracle GoldenGate構成のすべてのデータベース(ソースおよびターゲット・データベースの両方)を読取り/書込みで開くことができます。これにより、停止時間ゼロのメンテナンス、クロス・プラットフォームの移行を使用したデータの連続可用性に対する広範囲の挑戦に対処するための、MAAの主要なコンポーネントになっています。具体的には次のとおりです。

  • ゼロまたはゼロに近い停止時間でのメンテナンス。 このアーキテクチャにおいて、Oracle GoldenGateでは、Data Guardで提供される基本機能よりも高い柔軟性が提供されます。Oracle GoldenGateのソースおよびターゲット・データベースは、異なる物理構造および論理構造を持つことが可能で、異なるハードウェアおよびオペレーティング・システム・アーキテクチャに存在でき、Oracle AI Databaseリリースが大きく異なっていること(19cと26aiなど)、またはOracleと非Oracleシステムの混在が可能です。これにより、24x7サーバーの近代化が可能になり、データベースの可用性に影響を与えずに新しいOracle機能を実装できます。メンテナンスは本番がソースで実行している間に、まずターゲット・データベースで実行されます。メンテナンスが完了すると、Data Guardスイッチオーバーのように、本番を一度にすべてソースに移動できます。オプションで、双方向レプリケーションを使用して、停止時間ゼロと認識させて、ユーザーを新しいシステムへ徐々に移動できます。いずれの場合も、Oracle GoldenGateレプリケーションは、遷移中、逆方向に元のソース・システム・データベースの同期化を保持することが可能で、これにより、必要な場合、最小限の停止時間でデータの損失なしで、簡単に前のバージョンへの計画フォールバックが実行できます。

  • Data Guardソリューションが適用できない場合にゼロまたはゼロに近い停止時間での移行。 プラットフォームまたはデータベースの移行は、古いシステムと新しいシステム間でのデータ同期方法としてOracle GoldenGateを使用して実行できます。データベースが別のホストでインスタンス化されると、Oracle GoldenGateは本番データベースから変更をレプリケートするよう構成されます。保証付きリストア・ポイントを移行したデータベースに作成して、ユーザー・テストの後、データベースをフラッシュ・バックできるようにします。また、Oracle GoldenGateは、スナップショット・スタンバイ・データベースと同様に、新しいデータベースにアプリケーション・ユーザーを移行する前に、本番データベースからの未処理のデータ変更を適用できます。必要に応じて、双方向のレプリケーションを移行したデータベースから本番データベースに戻して構成し、フォールバック・ソリューションとして使用することもできます。

  • ゼロまたはゼロに近い停止時間でのアプリケーションのアップグレード。 バックエンド・データベース・オブジェクトを変更するアプリケーション・アップグレードでは、通常、メンテナンスの実行中、大幅な計画停止時間が発生します。Oracle GoldenGateレプリケーションでは、アプリケーションの前のバージョンにより使用されたデータベース・オブジェクトを、アプリケーションの新しいバージョンで変更されたオブジェクトにマップするデータ変換が可能です。これにより、アプリケーションの可用性に影響を与えずに、本番データベースの別のコピーで、データベース・メンテナンスの実行が可能になります。メンテナンスが完了し、Oracle GoldenGateの古いバージョンと新しいバージョンの同期が終了すると、ユーザーはアプリケーションの新しいバージョンにスイッチできます。

  • ソース・データベースと同期化されている間のレプリカ・データベースへの読取り/書込みアクセス。 これは、レポート・アプリケーションが動作のためにデータベースへの読取り/書込みを必要とする場合の、本番データベースのコピーへのレポート作成のオフロードに最も頻繁に使用されます。これは、アプリケーション層に使用されるテクノロジの性質が、リカバリ時間の目標を満たすために常にDRデータベースへのアクティブな読取り/書込み接続を必要とする、障害時リカバリ環境にも関係します。

  • アクティブ-アクティブ・レプリケーション。 Oracle GoldenGateは、アクティブ-アクティブのマルチ・ディメンショナル構成をサポートします。この構成では、いずれかのシステムのアプリケーション・ユーザーによって変更できる同じデータ・セットを持つシステムが2つ以上存在します。Oracle GoldenGateは、トランザクション・データの変更を各データベースから他のデータベースへレプリケートして、すべてのデータ・セットを最新の状態に維持します。

  • データベース・インスタンスで障害が発生した場合、または適切なメンテナンス操作中に、Oracle Real Application Clusters (RAC)ノード間をシームレスに移動。この機能はOracle GoldenGateに高可用性を提供し、Oracle GoldenGateが現在実行されているノードに影響を与えずに、クラスタ内の1つ以上のノードでOracle GoldenGateソフトウェアにパッチを適用したり、アップグレードできます。その後、事前に決定した時間で、Oracle GoldenGateをアップグレードするいずれかのノードに切り替えることができます。構成情報はOracle RACクラスタで共有されるため、Oracle GoldenGateを再構成することなく切替えが実行されます。

関連項目:

Oracle GoldenGateのドキュメント

Oracle MAAのOracle GoldenGateの技術概要(http://www.oracle.com/goto/maa)