2.1.11 OEDAでのエラスティック・ラック構成
Oracle Exadata System Softwareリリース25.2.0では、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)が拡張され、完全なエラスティック・ラックの構成およびデプロイメントがサポートされるようになりました。このリリースでは、OEDA Webユーザー・インタフェースは、工場出荷時のすべてのExadata構成とともに、様々なハードウェア・モデルにまたがるストレージ・サーバーとコンピュート・サーバーの有効な組合せが混在するエラスティック・ラック構成も引き続きサポートします。
エラスティック・ラック構成により、柔軟性が大幅に向上し、次のことが可能になります:
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ラック内の複数の世代にわたるハードウェアの簡単な統合により、データ・センターのスペースを節約。
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既存のExadataハードウェアを柔軟に再利用したりラック間移設することで、その有用性を長期持続。
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各ラックにサーバーを柔軟に配置して、ラック密度を最大化。
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ネットワーク速度とインタフェースが混在する複雑なネットワーク構成。
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ストレージ・メディア・タイプ(大容量[HC]、Extreme Flash [EF]および拡張[XT])とストレージ・サーバー・モデル(X11M、X10Mなど)が混在する環境全体で複数のASMディスク・グループおよびExascaleストレージ・プールをサポートする複雑なストレージ構成。
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迅速なデプロイメントと、すべてのデプロイメントにおけるより適切なライフサイクル管理。