7.2.3 chresourceprofile

ボールトに関連付けられたリソース・プロファイルを変更します。

構文

chresourceprofile --vault vault-name --name resource-profile-name
                  [ --iopsShareEF iopsShareEF ]
                  [ --iopsLimitEF iopsLimitEF ]
                  [ --iopsShareHC iopsShareHC ]
                  [ --iopsLimitHC iopsLimitHC ]
                  [ --enableFlashCache {true|false} ]
                  [ --flashCacheMin flashCacheMin ]
                  [ --flashCacheMax flashCacheMax ]
                  [ --enableXrmemCache {true|false} ]
                  [ --xrmemCacheMin xrmemCacheMin ]
                  [ --xrmemCacheMax xrmemCacheMax ]
                  [ --enableFlashLog {true|false} ]
                  [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
                  [{ -T | --trace } trace-level ]
                  [{ -j | --json } [ --compact ]]

コマンド・オプション

chresourceprofileコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • --vault: リソース・プロファイルが関連付けられているボールトを識別します。

  • --name: 変更するリソース・プロファイルを識別します。

  • --iopsShareEF--iopsShareHC: リソース・プロファイルに関連付けられた各クライアントで使用可能なExtreme Flash (EF)または大容量(HC)ストレージからのI/O帯域幅(IOPS)の相対的な配分を指定します。各クライアントの配分は、対応するメディア・タイプに関連付けられた他のすべてのクライアントの配分に対して相対的です。配分値が高いほど、優先度が高くなります。有効値の範囲は1-100で、デフォルト値は1です。

  • --iopsLimitEF--iopsLimitHC: リソース・プロファイルに関連付けられた各クライアントで使用可能なExtreme Flash (EF)または大容量(HC)ストレージからのI/O帯域幅(IOPS)の上限を指定します。それぞれの値は、10000分の1の小数を表します。有効値の範囲は1-10000で、デフォルト値は10000です(実際には無制限)。

  • --enableFlashCache--enableXrmemCache--enableFlashLog: リソース・プロファイルに関連付けられたクライアントでのフラッシュ・キャッシュ、XRMEMキャッシュまたはフラッシュ・ログの使用を有効または無効にします。値はブールで、デフォルトはtrue (有効)です。

  • --flashCacheMin--xrmemCacheMin: リソース・プロファイルに関連付けられた各クライアントで使用可能なフラッシュ・キャッシュまたはXRMEMキャッシュ領域の最小保証割合を指定します。有効値の範囲は0-10000で、デフォルト値は0です(最小値は設定されません)。各キャッシュ・タイプについて、すべてのリソース・プロファイルにおけるすべての値の合計が10000を超える場合、すべての値が比例して縮小されます。各値は、対応するキャッシュがリソース・プロファイルで有効になっている場合にのみ適用されます(たとえば、enableFlashCache=true)。

  • --flashCacheMax--xrmemCacheMax: リソース・プロファイルに関連付けられた各クライアントで使用可能なフラッシュ・キャッシュまたはXRMEMキャッシュ領域の最大割合を指定します。有効値の範囲は0-10000で、デフォルトは10000です各値は、対応するキャッシュがリソース・プロファイルで有効になっている場合にのみ適用されます(たとえば、enableFlashCache=true)。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベル(trace-level)を1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。トレース・レベルが指定されていない場合は、デフォルトで最小トレースが有効になります。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
  • -j--json: 出力をJSON形式で表示します。

  • --compact: JSON形式の出力を、空白および改行なしのコンパクト形式で表示します。

例7-6 リソース・プロファイルの変更

この例では、vault2ボールトに関連付けられたsilverリソース・プロファイルのiopsShareHC属性が2000に設定されます。

$ xsh chresourceprofile --vault vault2 --name silver --iopsShareHC=2000