3.9.7.1 ExascaleでのACFSファイル・システムの作成
Exascaleには、Exascaleダイレクト・ボリューム(EDV)を使用したExascaleブロック・ストレージ上のOracle Advanced Cluster File System (ACFS)に対する統合サポートが含まれています。
Exascale管理ACFSファイル・システムを作成する前に、次の操作を行う必要があります:
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ファイル・システムを格納するためのExascaleボリュームを作成します。
指定したボリュームは、クラスタ全体のEDVアタッチメントに関連付けられている必要があります。そうでない場合は、操作を続行できません。ノード固有のEDVアタッチメントでボリュームを使用することはできません。
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ACFSがターゲット・システムで適切に構成されていることを確認します。
たとえば、ACFS暗号化を使用してファイル・システムを作成するには、
encryptionEnabled、encryptionAlgorithmおよびencryptionKeyLength属性を指定します。ただし、ターゲット・システムでACFS暗号化が初期化されていない場合、操作は失敗します。ACFS暗号化を初期化するには、ファイル・システムを作成する前に、システム管理者が次のコマンドを実行する必要があります:# acfsutil encr init
Exascale管理ACFSファイル・システムを作成するには、ESCLI mkacfsfilesystemコマンドを使用して、次を指定します:
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ファイル・システムを格納するExascaleボリュームの識別子。
lsvolumeコマンドを使用すると、各Exascaleボリュームの識別子を検出できます。 -
ファイル・システムをマウントするマウント・ポイントの場所。
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ファイル・システムの追加特性を定義するオプションの属性。
次に例を示します:
@> mkacfsfilesystem vol0001_bbd6fb4c75e2411b9bf366fe702eabaf /mnt/acfs1 --attributes mountReadOnly=true
この例では:
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ボリューム識別子は
vol0001_bbd6fb4c75e2411b9bf366fe702eabafです。 -
ファイル・システムのマウント・ポイントは、
/mnt/acfs1です。 -
ファイル・システムは、オプションの属性設定(
mountReadOnly=true)を指定することで、読取り専用モードでマウントされます。
操作後、ACFSファイル・システムはOracle Grid Infrastructure (GI)クラスタのすべてのノードにマウントされ、ACFSの詳細がGIクラスタに登録されます。登録後、ファイル・システムは必要に応じてOracle Clusterwareによって自動的にマウント(または再マウント)されます。