6.2.12.15 mkacfsfilesystem
Exascale管理ACFSファイル・システムを作成します。
用途
mkacfsfilesystemコマンドは、Exascaleダイレクト・ボリューム(EDV)を使用して、ExascaleボリュームにOracle Advanced Cluster File System (ACFS)のExascale管理実装を作成します。
構文
mkacfsfilesystem volume-ID mount-path [ --force ]
[ --attributes attribute=value[,attribute=value]... ]コマンド・オプション
mkacfsfilesystemコマンドのオプションは、次のとおりです:
-
volume-ID: ファイル・システムをホストするボリュームを識別します。
lsvolumeコマンドを使用すると、各ボリュームの識別子を検出できます。 -
mount-path: ファイル・システム・マウント・パスを指定します。
-
--force: オプションで、ボリューム上の既存のファイル・システムを無視して上書きするようコマンドに指示します。 -
--attributes: オプションで、ファイル・システムの属性を指定します。設定可能なACFSファイル・システム属性の詳細を表示するには、
describe mkacfsfilesystemコマンドを使用します。「リソースと属性の説明」も参照してください。
使用上のノート
このコマンドを使用する際は、次の情報に注意してください:
-
指定したボリューム(volume-ID)は、クラスタ全体のEDVアタッチメントに関連付けられている必要があります。そうしないと、コマンドは失敗します。ノード固有のEDVアタッチメントでボリュームを使用することはできません。
-
ACFSファイル・システムはOracle Grid Infrastructure (GI)クラスタのすべてのノードにマウントされ、ACFSの詳細がGIクラスタに登録されます。登録後、ファイル・システムは必要に応じてOracle Clusterwareによって自動的にマウント(または再マウント)されます。
-
mkacfsfilesystemコマンドを使用する前に、ターゲット・システムでACFSが適切に構成されていることを確認します。たとえば、
mkacfsfilesystemコマンドでencryptionEnabled、encryptionAlgorithmおよびencryptionKeyLength属性を指定することで、ACFS暗号化を使用してファイル・システムを作成できます。次に例を示します:@> mkacfsfilesystem vol0001_bbd6fb4c75e2411b9bf366fe702eabaf /mnt/acfs1 --attributes encryptionEnabled=true,encryptionAlgorithm=AES,encryptionKeyLength=192ただし、ターゲット・システムでACFS暗号化が初期化されていない場合、コマンドは失敗します。ACFS暗号化を初期化するには、ファイル・システムを作成する前に、システム管理者が次のコマンドを実行する必要があります:
# acfsutil encr init
親トピック: ブロック・ストア管理