3.9.5.1 ボリューム・バックアップの作成
ボリューム・バックアップは、Exascaleボリューム・スナップショットのバックアップで、ボリュームの一貫したポイントインタイム・コピーを提供します。
ESCLIのmkvolumebackupコマンドを使用すると、Exascaleボリューム・バックアップを作成できます。このボリューム・バックアップは、Exascaleボールトにファイル・コピーとして格納できます。
ボリューム・バックアップを作成するには、mkvolumebackupコマンドを使用して(少なくとも)次の項目を指定します:
-
バックアップするボリューム・スナップショットの識別子。
lsvolumesnapshotコマンドを使用すると、バックアップするボリューム・スナップショットの識別子を確認できます。 -
Exascaleボールト内の場所としてのバックアップ・ファイルの宛先。
宛先パスがスラッシュ(
/)で終わる場合は、vol_<volume-ID>_bkp_<backup-ID>というパターンを使用してファイル名が自動的に作成されます。
たとえば、次のコマンドでは、指定したボリューム・スナップショットのバックアップが@my-vault1/bkup/に作成されます。
@> mkvolumebackup --attributes volumeSnapshot=vol0002_snap0001_3c0e9866d66345afbb316472f0bce825,destination=@my-vault1/bkup/また、バックアップを簡単に識別するために使用できるユーザー定義の名前、バックアップ・ファイルに関連付けるExascaleファイル・ストレージの属性など、ボリューム・バックアップのオプション属性を指定することもできます。
たとえば、次のコマンドでは、指定したボリューム・スナップショットのバックアップが@my-vault1/bkup2/に作成されます。この場合、バックアップ・ファイルのコンテンツ・タイプは明示的にRECOに設定され、バックアップ名はmy-backup2に設定されます。
@> mkvolumebackup --attributes volumeSnapshot=vol0002_snap0001_3c0e9866d66345afbb316472f0bce825,destination=@my-vault1/bkup2/,contentType=RECO,name=my-backup2
mkvolumebackupコマンドは、バックアップ操作の開始時に完了します。「ボリューム・バックアップまたはリストアの進捗状況のモニタリング」も参照してください。
親トピック: ボリューム・バックアップの管理