3.9.6.1 ボリューム・グループの作成
ボリューム・グループは、Exascaleボリュームの特定のコレクションです。
Exascaleボリューム・グループを作成するには、ESCLIのmkvolumegroupコマンドを使用します。次に例を示します:
@> mkvolumegroup vol-group1例に示すように、最も単純な形式のコマンドでは、少なくともボリューム・グループ名(vol-group1)を指定する必要があります。この場合、resourceSharing属性がデフォルトでnoneに設定されるため、ボリューム・グループでリソース共有は有効になりません。
ボリューム・グループは、集約リソース共有または指定されたリソース共有のいずれかを使用して、オプションでリソース共有ボリューム・グループとして構成できます。
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集約リソース共有では、ボリューム・グループは、グループ内のすべてのボリュームにプロビジョニングされた合計の1秒当たりのI/O (IOPS)帯域幅を自動的に共有します。この場合、個々のボリュームは、グループ内の他のボリュームにプロビジョニングされた未使用のIOPSを共有することで、そのボリューム・レベルの制限を超えることができます。ただし、グループ全体は常に集計された制限によって制御されます。
次に例を示します:
@> mkvolumegroup vol-group2 --attributes resourceSharing=aggregate -
指定されたリソース共有では、特定のIOPS帯域幅制限がボリューム・グループに関連付けられます。この場合、グループは指定された制限によってのみ制御されます。
指定されたリソース共有(
resourceSharing=specified)をボリューム・グループで使用する場合、iopsProvisioned属性値はゼロより大きくする必要があります。次に例を示します:
@> mkvolumegroup vol-group3 --attributes resourceSharing=specified,iopsProvisioned=1000
新しいボリューム・グループは最初は空であるため、グループに関連付ける各ボリュームを個別に変更する必要があります。「ボリューム・グループでのボリュームの追加および削除」を参照してください。
親トピック: ボリューム・グループの管理