7.2.15 mktemplate
Exascaleテンプレートを作成します。
構文
mktemplate { --vault vault | --cluster }
{ --file-type file-type | --name template-name }
[ --media-type media-type ]
[ --redundancy redundancy ]
[ --content-type content-type ]
[{ -w | --wallet } wallet-location ]
[{ -T | --trace } trace-level ]
[{ -j | --json } [ --compact ]]コマンド・オプション
mktemplateコマンドのオプションは、次のとおりです:
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--vault: 作成するテンプレートに関連付けられたボールトを識別します。 -
--cluster: クラスタ・テンプレートの作成を指定します。 -
--file-type: 指定されたファイル・タイプに関連付けられたテンプレートが作成されます。 -
--name: 指定された名前のユーザー定義テンプレートが作成されます。
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--media-type: ファイルの格納に使用される物理メディア・タイプを指定します。Exascaleでは、この属性を使用して、指定されたメディア・タイプを使用するストレージ・プールにファイルを配置します。使用可能な値は、次のとおりです:-
HC: 高パフォーマンスのExadataストレージ・サーバー上のハード・ディスク・ドライブ(HDD)を使用する、大容量ストレージを識別します。 -
EF: 低レイテンシで高スループットのフラッシュ・デバイスを使用するExtreme Flashストレージを識別します。
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--redundancy: 保持されるデータ・コピーの数を指定します。現在、使用可能な値は次のとおりです:-
high: ファイル・データの3つミラー・コピーを示します。
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--content-type: ファイルの内容のタイプを指定します。Exascaleは内部的にこの属性を使用して、障害発生時の可用性が最大限になるように、ファイル・エクステントを物理的に分離されたデバイスに配置します。使用可能な値は、次のとおりです:-
DATA: 主にユーザー・データに関連付けられます。 -
RECO: 主に、バックアップおよびリカバリ操作で使用されるデータ用です。
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-w、--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。 -
-T、--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベル(trace-level)を1(最小トレース)、2(中程度のトレース)または3(最大トレース)に設定します。トレース・レベルが指定されていない場合は、デフォルトで最小トレースが有効になります。トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:
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$ADR_BASE環境変数が設定されている場合:$ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc/tmp/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
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-j、--json: 出力をJSON形式で表示します。 -
--compact: JSON形式の出力を、空白および改行なしのコンパクト形式で表示します。
例
例7-30 Exascaleテンプレートの作成
次の例では、my-templateという名前のユーザー定義テンプレートを作成します。このテンプレートは、my-dataボールトに関連付けられ、指定したメディア・タイプ、冗長性およびコンテンツ・タイプ設定を含んでいます。
$ xsh mktemplate --vault my-data --name my-template --media-type EF --redundancy high --content-type DATA
関連トピック
親トピック: XSHコマンド・リファレンス