6.2.12.21 mkvolumesnapshot

ボリュームのスナップショットを作成します。

用途

mkvolumesnapshotは、指定されたExascaleボリュームのスナップショットを作成します。

構文

mkvolumesnapshot volume-ID 
                 [ --attributes attribute=value[,attribute=value]... ]

コマンド・オプション

mkvolumesnapshotコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • volume-ID: スナップショットを作成するボリュームを識別します。lsvolumeコマンドを使用すると、各ボリュームの識別子を検出できます。

  • --attributes: オプションで、ボリューム・スナップショットの属性を指定します。

    設定可能なボリューム・スナップショット属性の詳細を表示するには、describe mkvolumesnapshotコマンドを使用します。「リソースと属性の説明」も参照してください。

使用上のノート

指定したボリュームがExascaleダイレクト・ボリューム(EDV)アタッチメントをサポートしており、Oracle Advanced Cluster File System (ACFS)が現在マウントされている場合、ボリューム・スナップショット操作は失敗します。この状況でボリューム・スナップショットを作成するには、次のいずれかを実行する必要があります:
  • ボリューム・スナップショット作成コマンドを実行する前に、影響を受けるファイル・システムをすべてのサーバーでアンマウントします。その後、ファイル・システムを再度マウントします。

  • または、Oracle ACFSコマンドライン・ユーティリティ(acfsutil)を使用して、ファイル・システムを同期し、ボリューム・スナップショットを作成します。EDVクライアント・ノードで、rootユーザーとしてacfsutil volsnap createコマンドを実行し、ACFSマウントポイントまたはEDVデバイスを指定します。

    次に例を示します:

    # acfsutil volsnap create /mnt/my-acfs

例6-184 ボリューム・スナップショットの作成

この例では、ボリュームvol0001_50e52177583f4be4bad68ac20b65001eのスナップショットを作成します。

@> mkvolumesnapshot vol0001_50e52177583f4be4bad68ac20b65001e

例6-185 属性設定を使用したボリューム・スナップショットの作成

この例では、特定の属性設定でボリュームvol0001_50e52177583f4be4bad68ac20b65001eのスナップショットを作成します。

@> mkvolumesnapshot vol0001_50e52177583f4be4bad68ac20b65001e --attributes name=snap1