6.2.12.20 mkvolumegroupsnapshot

指定されたボリューム・グループ内のすべてのボリュームのスナップショットを作成します。

用途

mkvolumegroupsnapshotは、指定されたボリューム・グループ内のすべてのボリュームに対してポイントインタイムの一貫性を持つ一連のボリューム・スナップショットを作成します。

構文

mkvolumegroupsnapshot volume-group-ID

コマンド・オプション

mkvolumegroupsnapshotコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • volume-group-ID: 操作するボリューム・グループを識別します。lsvolumegroupコマンドを使用すると、各ボリューム・グループの識別子を検出できます。

使用上のノート

指定したボリュームがExascaleダイレクト・ボリューム(EDV)アタッチメントをサポートしており、Oracle Advanced Cluster File System (ACFS)が現在マウントされている場合、ボリューム・スナップショット操作は失敗します。この状況でボリューム・スナップショットを作成するには、次のいずれかを実行する必要があります:
  • ボリューム・スナップショット作成コマンドを実行する前に、影響を受けるファイル・システムをすべてのサーバーでアンマウントします。その後、ファイル・システムを再度マウントします。

  • または、Oracle ACFSコマンドライン・ユーティリティ(acfsutil)を使用して、ファイル・システムを同期し、ボリューム・スナップショットを作成します。EDVクライアント・ノードで、rootユーザーとしてacfsutil volsnap createコマンドを実行し、ACFSマウントポイントまたはEDVデバイスを指定します。

    次に例を示します:

    # acfsutil volsnap create /mnt/my-acfs

例6-183 ボリューム・グループ内のスナップショット・ボリューム

この例では、IDがvolgrp0001_8b599d1725244432a1f47407b4e9493eのボリューム・グループ内のボリュームのスナップショットを作成しています。

@> mkvolumegroupsnapshot volgrp0001_8b599d1725244432a1f47407b4e9493e