3.9.6.4 ボリューム・グループの変更

ボリューム・グループは、Exascaleボリュームの特定のコレクションです。

既存のExascaleボリューム・グループを変更するには、ESCLI chvolumegroupコマンドを使用して次の項目を指定します:

  • ボリューム・グループ識別子。

    lsvolumegroupコマンドを使用すると、各ボリューム・グループの識別子を検出できます。

  • 変更する属性。

    変更可能なボリューム・グループ属性の詳細を表示するには、describe chvolumegroupコマンドを使用します。「リソースと属性の説明」も参照してください。

次のことにも注意してください:

  • ボリューム・グループ(resourceSharing=none)でリソース共有が無効になっている場合、ボリューム・グループにプロビジョニングされるI/O帯域幅はゼロ(iopsProvisioned=0)である必要があります。

  • ボリューム・グループで集約リソース共有(resourceSharing=aggregate)を使用する場合、ボリューム・グループにプロビジョニングされるI/O帯域幅はゼロ(iopsProvisioned=0)である必要があります。

  • 指定されたリソース共有(resourceSharing=specified)をボリューム・グループで使用する場合、iopsProvisioned属性値はゼロより大きくする必要があります。

  • 1つのボリューム・グループには、最大2人の所有者を設定できます。ボリューム・グループの所有権を変更するには、一度に1つの所有者を追加または削除できます。

    所有者を追加するには、属性設定としてowners=+user-IDを指定します。所有者を削除するには、owners=-user-IDを使用します。

    ボリュームには、そのボリュームが属する各ボリューム・グループに共通する所有者が常に少なくとも1人必要です。 この要件に違反する変更は許可されません。

次に例を示します:

  • 次のコマンドは、指定されたボリューム・グループのI/O帯域幅のプロビジョニングで1秒当たりのI/O (IOPS)を3000に設定します:

    @> chvolumegroup volgrp0001_08a99eb7e8ff41499dee41de75af3e62 --attributes iopsProvisioned=3000
  • 次のコマンドは、指定されたボリューム・グループの所有者としてpeterを追加します:

    @> chvolumegroup volgrp0001_08a99eb7e8ff41499dee41de75af3e62 --attributes owners=+peter
  • 次のコマンドは、指定されたボリューム・グループの所有者のdaveを削除します:

    @> chvolumegroup volgrp0001_08a99eb7e8ff41499dee41de75af3e62 --attributes owners=-dave

ボリューム・グループに含まれるボリュームを変更するには、各ボリュームを個別に変更する必要があります。「ボリューム・グループでのボリュームの追加および削除」を参照してください。