6.2.12.6 chvolumegroup
ボリューム・グループの属性を変更します。
用途
chvolumegroupコマンドを使用すると、Exascaleボリューム・グループの属性を変更できます。
構文
chvolumegroup volume-group-ID
[ --attributes attribute=value[,attribute=value]... ]コマンド・オプション
chvolumegroupコマンドのオプションは、次のとおりです:
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volume-group-ID: 変更するボリューム・グループを識別します。
lsvolumegroupコマンドを使用すると、各ボリューム・グループの識別子を検出できます。 -
--attributes: オプションで、変更する属性を指定します。変更可能な属性は、次のとおりです:
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name: ボリューム・グループの名前を指定します。 -
resourceSharing: オプションで、プロビジョニングされたリソースをグループ内のボリュームで共有する方法を指定します。設定できる値は、次のとおりです:-
aggregate: グループ内の各ボリュームにプロビジョニングされた1秒当たりのI/O (IOPS)帯域幅を共有するようにボリューム・グループを構成します。この場合、グループ内の他のボリュームにプロビジョニングされた未使用のIOPSを共有することで、ボリュームがプロビジョニングされた制限を超えることができます。たとえば、2つのボリュームがそれぞれ1000 IOPSでプロビジョニングされているグループについて考えてみます。この例では、集約リソース共有により、一方のボリュームがアイドル状態のときに、もう一方のボリュームが2000 IOPSを使用できます。
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specified:iopsProvisioned属性で指定された1秒当たりのI/O (IOPS)帯域幅制限を共有するようにボリューム・グループを構成します。 -
none: ボリューム・グループがリソース共有ボリューム・グループではないことを指定します。この場合、各ボリュームには、個々のボリューム・レベルやExascaleボールト・レベルなど、他のレベルで課されるリソース制限のみが適用されます。
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iopsProvisioned: オプションで、ボリューム・グループにプロビジョニングされるI/O帯域幅制限を1秒当たりのI/O (IOPS)で指定します。 -
owners: ボリューム・グループ所有者を変更します。1つのボリューム・グループには、最大2人の所有者を設定できます。ボリューム・グループの所有権を変更するには、一度に1つの所有者を追加または削除できます。
所有者を追加するには、属性設定として
owners=+user-IDを指定します。所有者を削除するには、owners=-user-IDを使用します。例については、例6-156を参照してください。
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使用上のノート
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ボリューム・グループ(
resourceSharing=none)でリソース共有が無効になっている場合、ボリューム・グループにプロビジョニングされるI/O帯域幅はゼロ(iopsProvisioned=0)である必要があります。 -
ボリューム・グループで集約リソース共有(
resourceSharing=aggregate)を使用する場合、ボリューム・グループにプロビジョニングされるI/O帯域幅はゼロ(iopsProvisioned=0)である必要があります。 -
指定されたリソース共有(
resourceSharing=specified)をボリューム・グループで使用する場合、iopsProvisioned属性値はゼロより大きくする必要があります。 -
ボリュームには、そのボリュームが属する各ボリューム・グループに共通する所有者が常に少なくとも1人必要です。 この要件に違反する変更は許可されません。
例
例6-156 ボリューム・グループ所有者の変更
次の各例では、ボリューム・グループ所有者を変更する様々な方法を示します。
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次のコマンドは、指定されたボリューム・グループの所有者として
peterを追加します:@> chvolumegroup volgrp0001_08a99eb7e8ff41499dee41de75af3e62 --attributes owners=+peter -
次のコマンドは、指定されたボリューム・グループの所有者の
daveを削除します:@> chvolumegroup volgrp0001_08a99eb7e8ff41499dee41de75af3e62 --attributes owners=-dave
親トピック: ブロック・ストア管理