1.2.6 ストレージ・プール
Exascaleでは、プール・ディスクおよびストレージ・プールを使用して、Exadataストレージ・サーバーによって提供される物理ストレージを編成します。
Exascaleストレージ・プールは、Exascaleのボールトおよびファイルに永続的な物理ストレージを提供するプール・ディスクのコレクションです
動作中のExascaleクラスタには、ストレージ・プールが少なくとも1つ必要です。Exascaleボールトが強力なデータ分離を提供するので、データ分離のために複数のストレージ・プールを定義する必要はありません。
各ストレージ・プールは、共通のメディア・タイプ (HCなど)を持つプール・ディスクのコレクションです。ストレージ・プールは、メディア・タイプ(HCやXTなど)が混在するプール・ディスクで定義することはできません。現在、メディア・タイプごとに許可されるストレージ・プールは1つのみです。
ストレージ・プールには、様々な世代のExadataストレージ・サーバー・ハードウェアに存在するプール・ディスクを含めることができるため、新しい世代のExadataハードウェアに簡単に移行できます。
ストレージ・プールを動的に再構成するには、プール・ディスクのサイズを変更するか、プール・ディスク(またはExadataストレージ・サーバー)を追加または削除します。ただし、次の点に注意してください:
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ストレージ・プールごとに、各ストレージ・サーバー内の使用可能なすべてのストレージ・デバイスに分散しているプール・ディスクを使用します。
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各ストレージ・サーバーで、ストレージ・プールに属するすべてのプール・ディスクに対して一貫したサイズ設定を維持します。ただし、異なるストレージ・サーバー上のプール・ディスクのサイズは異なってもかまいません。
ストレージ・プールには膨大な量のデータが含まれている可能性があるため、Exascaleは、内部構造を使用して自動的にデータを編成してパフォーマンス、可用性および管理性を最適化します。
各ストレージ・プール内で、Exascaleは、プール・ディスクとそれに関連付けられたストレージ・サーバーをディスク・パートナ・グループおよびセル・パートナ・グループにグループ化します。この編成により、複数の同時障害の影響が限定され、可用性が最大化されます。別個のグループを使用すると、システムでは同時障害を個別に処理できるようになり、小規模なグループにのみ影響する障害は、システム全体にわたる障害よりも統計的に可能性が低くなります。
各ストレージ・プールには、ストレージ・プール・リングと呼ばれる内部障害構造体も含まれています。ストレージ・プール・リングにより、コンテンツ・タイプおよび冗長性要件が異なるデータでは別個のディスク・パートナ・グループを使用するようになります。別個のストレージ・プール・リングおよびOracle Databaseとのネイティブ統合を使用することで、Exascaleでは、Oracle Databaseデータ・ファイルがリカバリ・ファイルから自動的に分離されます。この編成により、1つのデータ・ファイルに複数の障害が影響した場合でも、対応するリカバリ・ファイルは引き続き使用できることが保証されます。
ストレージ・プール・リングまたはパートナ・グループの編成は、制御できません。ただし、Exascaleでは、システム・モニタリングをサポートし、ストレージ障害シナリオの影響をユーザーが理解できるように、これらの構造体に関する情報が提供されます。
関連トピック
親トピック: Exascaleのコンポーネントおよび概念