1.2.7 ボールト

Exascaleボールトは、Exascaleストレージ・プールによって提供される物理リソースを使用する論理ストレージ・コンテナです

デフォルトでは、ボールトは基礎となるすべてのストレージ・プール・リソースを使用できます。ただし、Exascale管理者は、各ボールトに関連付けられた領域、I/Oリソース(1秒当たりのI/O数(IOPS))およびキャッシュ・リソースの量を制限できます。

Exascaleボールトは厳密なデータ分離を容易にし、データが特定のユーザーに分離され、他のデータおよびユーザーから切り離されることを保証します。ボールトとその内容は、適切な権限のないユーザーには表示されません。適切な権限がない場合、両方のボールトからのデータが同じ基礎となるストレージ・プールにわたってストライプ化されていても、一方のボールトのユーザーは他方のボールトを表示できません。

エンドユーザーおよびOracle Databaseには、ボールトはファイルを含む最上位ディレクトリのように表示されます。Exascaleでは、ボールト名をアットマーク(@)文字で始める表記規則を使用します。たとえば、@my-vaultです。したがって、完全修飾Exascaleファイル・パスは常にアットマーク(@)およびボールト名で始まり、その後に残りのファイル・パスが続きます。たとえば、@my-vault/my-example/my-path/my-file-nameです。

ボールトは階層ディレクトリ構造を使用しているように見えますが、実際にはディレクトリが含まれていないことに注意してください。かわりに、各ファイルには仮想ディレクトリを含めることができるパスがあります。たとえば、ファイル・パス@my-vault/my-db1/datafiles/my-datafile1では、my-db1およびdatafilesはフル・ファイル・パス内で仮想ディレクトリとして機能します。これらの仮想ディレクトリは、ファイルが参照している間のみ暗黙的に存在し、ファイルで使用されなくなると自動的に削除されます。その結果、ボールト内に仮想ディレクトリを作成および削除するコマンドがなく、仮想ディレクトリには権限やアクセス制御が割り当てられていません。

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