7.2.24 touch

ファイルを作成するか、既存のファイルの属性を変更します。

構文

touch [ -s num | --size=num ] 
      [ -t file-type | --type=file-type ] 
      [ --bs=block-size ]
      [ -r { true | false } | --read-only={ true | false }] 
      file-name
      [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
      [{ -T | --trace } trace-level ]
      [{ -j | --json } [ --compact ]]

コマンド・オプション

touchコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • file-name: 作成または変更するファイルを指定します。

  • -s--size: オプションで、ファイルのサイズをバイト単位で指定します。

    ファイル・サイズは、接尾辞のKKBMMBGGBTTBを使用して指定することもできます。接尾辞は、大/小文字が区別されません。

  • -t--ftype: オプションで、Oracle Databaseファイル・タイプを指定します。有効な値は、次のとおりです。

    • ctrl - 制御ファイル
    • data - データ・ファイル
    • olog - オンライン・ログ・ファイル
    • alog - アーカイブ・ログ・ファイル
    • temp - 一時ソート・ファイル
    • init - 初期化パラメータ・ファイル
    • pswd - パスワード・ファイル
    • flog - フラッシュバック・ログ・ファイル
    • ctrk - 変更トラッキング・ファイル
  • --bs: オプションで、新しいファイルのブロック・サイズを指定します

  • -r--read-only: オプションで、ファイルを読取り専用として指定します。trueに設定すると、ファイルの内容およびメタデータは変更できません。

  • -w--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

  • -T--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベル(trace-level)を1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。トレース・レベルが指定されていない場合は、デフォルトで最小トレースが有効になります。

    トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

    1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

      $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
    3. /tmp/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc
  • -j--json: 出力をJSON形式で表示します。

  • --compact: JSON形式の出力を、空白および改行なしのコンパクト形式で表示します。

例7-43 Exascaleファイルの作成

@my-data/my-fileがまだ存在しない場合、次の例では、@my-data/my-fileに1GBのファイルを作成します。

$ xsh touch --size=1G @my-data/my-file

ファイル(@my-data/my-file)がすでに存在する場合、コマンドは既存のファイルのサイズを1GBに設定します。