7.2.26 xattr

ファイルおよびボールトの拡張属性をリストおよび変更します。

構文

xattr { -a | --add } name xname xval 
      [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
      [{ -T | --trace } trace-level ] 
      [{ -j | --json } [ --compact ]]

xattr { -d | --delete } name xname 
      [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
      [{ -T | --trace } trace-level ] 
      [{ -j | --json } [ --compact ]]

xattr { -l | --list } name [ -v | --verbose ] [ -u | --unlimited ] 
      [{ -w | --wallet } wallet-location ] 
      [{ -T | --trace } trace-level ] 
      [{ -j | --json } [ --compact ]]

コマンド・オプション

xattrコマンドのオプションは、次のとおりです:

• name: コマンドの対象となるファイルまたはボールトを指定します。

• xname: コマンドの対象となる拡張属性の名前を指定します。

• xval: 拡張属性の値を指定します。

• -a、--add: 指定されたファイルまたはボールトに拡張属性を追加(または更新)します。

• -d、--delete: 指定されたファイルまたはボールトから拡張属性を削除します。

• -l、--list: 指定されたファイルまたはボールトに関連付けられた拡張属性を表示します。

• -v、--verbose: サイズ情報を含む拡張属性を表示します。

• -u、--unlimited: 完全な拡張属性値を表示します。指定しない場合、拡張属性値の出力は80文字に制限されます。

• -w、--wallet: オプションで、Exascaleウォレット・ディレクトリへのパスを指定します。

• -T、--trace: オプションで、トレースを有効にし、トレース・レベル(trace-level)を1 (最小トレース)、2 (中程度のトレース)または3 (最大トレース)に設定します。トレース・レベルが指定されていない場合は、デフォルトで最小トレースが有効になります。

  トレース・ファイルは、次のリストの最初のアクセス可能な場所に書き込まれます:

  1. $ADR_BASE環境変数が設定されている場合:

     $ADR_BASE/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc

  2. /var/log/oracle/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc

  3. /tmp/diag/EXC/xsh_<user-name>/<host-name>/trace/xsh_<date>.trc

• -j、--json: 出力をJSON形式で表示します。

• --compact: JSON形式の出力を、空白および改行なしのコンパクト形式で表示します。