3.5 SQLcl MCPサーバーの起動と管理

SQLcl MCPサーバーは、MCPクライアント・アプリケーションを介して自動的に起動され管理されるように設計されています。

必要なときにこのサーバーを起動するように、希望するクライアント(Claude DesktopやClineなど)を構成します。構成すると、そのMCPクライアントにより、サーバー起動が自律的に処理され、そのライフ・サイクルが管理され、セッション完了時に正常に終了されるようになるとともに、自然な会話を通じたOracle Database操作が可能になります。

MCPクライアントを構成するには、クライアント内のこのサーバーの場所を指定する必要があります。次のトピックでは、一般的な2つのMCPクライアントを構成するための具体的な手順について説明します。

3.5.1 Claude Desktopの構成

次のステップに従って、SQLcl MCPサーバーについてClaude Desktopを構成します。構成後は、Claude Desktopによって、SQLcl MCPサーバーが自動的に管理され、ユーザーがClaudeとの会話を通じてOracle Database操作を実行できるようになります。

  1. Claude Desktopをインストールします。Claude for Desktopのインストールを参照してください。
  2. 構成ファイルをダウンロードします。
    1. Claude Desktopを開き、「Menu」をクリックし、「File」を選択してから、「Settings」をクリックします。
    2. 「Settings」ウィンドウで、「Developer」タブをクリックします。
    3. 「Edit Config」をクリックして構成ファイル(claude_desktop_config.json)をコンピュータにダウンロードします。
  3. その構成ファイルを編集します。
    テキスト・エディタでclaude_desktop_config.jsonファイルを開き、次の形式でJSON構成スニペットを追加します。PATH/bin/sqlをSQLclインストールの絶対パスに置き換え、この構成ファイルを保存します。
    {
      "mcpServers": {
        "sqlcl": {
          "command": "PATH/bin/sql",
          "args": ["-mcp"]
        }
      }
    }
  4. 構成を確認します。
    プロンプト・ボックスで「Search and tools」をクリックします。SQLcl MCPサーバーのツールがリストされ、有効になります。必要な場合は、Claude Desktopを再起動して変更内容を有効にします。

3.5.2 VS CodeでのClineの構成

Clineは、MCPをサポートしている、Visual Studio Code (VS Code)用のオープンソースのAIコーディング・アシスタントです。次のステップに従って、SQLcl MCPサーバーについてClineを構成します。

  1. VS Codeをダウンロードしインストールします。Visual Studio Codeのダウンロードを参照してください。
  2. Cline拡張機能をインストールします。
    1. VS Codeを開き、サイドバーにある「Extensions」をクリックします。
    2. 検索フィールドにclineと入力します。それが表示されたら、「Install」をクリックしてから、「Trust Publisher and Install」をクリックして続行します。
    その拡張機能がインストールされ、サイドバーに表示されます。
  3. APIキーを構成し、希望するAIモデルを選択します。

    ノート:

    このステップでは、Clineの初回インストールの場合のAPI構成について詳しく説明します。インストール後は、Cline拡張機能ビューの右上隅にある「Settings」「Settings」アイコンをクリックすると、いつでもAPIキーまたはモデルを更新できます。
    1. サイドバーにある「Cline」をクリックします。
    2. 「Use your own API key」をクリックします。
    3. ご使用のAPIプロバイダを選択し、関連する詳細を入力し、「Let's go!」をクリックします
      「API Configuration」ページが開きます。
    4. 「Model」フィールドで、必要なAIモデルを選択し、「Save」をクリックします。
  4. SQLcl MCPサーバーをClineに追加します。
    1. サイドバーで「Cline」拡張機能を選択した状態で、プロンプト・ボックスの下にある「Manage MCP Servers」 「Manage MCP Servers」アイコンをクリックします。
    2. 表示されるダイアログで、「Settings」「Settings」アイコンをクリックします。
      「MCP Servers」ページが開きます。「Installed」タブが選択されています。
    3. 「Configure MCP Servers」をクリックします。
      VS Codeエディタでcline_mcp_settings.jsonファイルが開きます。
    4. この設定ファイル内に、次の形式でJSON構成スニペットを追加します。PATH/bin/sqlをSQLclインストールの絶対パスに置き換え、キーボードで[Ctrl]+[S]を押してそのファイルを保存します。
      {
         "mcpServers": {
          "SQLcl": {
                  "command": "PATH/bin/sql",
                  "args": ["-mcp"],
                  "disabled": false
              }
          }
      }
      SQLcl MCPサーバーとそのツールが「MCP Servers」ページにリストされるようになります。
    5. 「MCP Servers」ページで「Done」をクリックします。
  5. 必要な場合は、VS Codeを再起動して変更内容を有効にします。