A Oracle Database ApplianceへのOracle Key Vaultのデプロイ
Oracle Key VaultをOracle Database Applianceにデプロイすると、ハードウェアの互換性を確保し、管理を合理化して、完全に検証された信頼性の高いソリューションを活用できます。
Oracle Database ApplianceでOracle Databaseをすでに実行している場合は、Oracle Key VaultをOracle Database Applianceにデプロイできます。使用するベンダーがOracle Key Vaultハードウェア要件をサポートしていない場合は、このオプションをお薦めします。
- Oracle Database Applianceについて
Oracle Database Applianceは、ソフトウェア、計算処理、ストレージおよびネットワーク・リソースを統合して、広範なカスタマイズおよびパッケージ化されたオンライン・トランザクション処理(OLTP)、メモリー内データベース、およびデータ・ウェアハウスのアプリケーションのためのデータベース・サービスを提供します。 - Oracle Database ApplianceでOracle Key Vaultを実行する利点
Oracle Database ApplianceでOracle Key Vaultを実行すると、堅牢なセキュリティ、シームレスな統合、完全に検証された互換性、および統一されたカスタマ・サポートのメリットが得られます。 - デプロイメントに関する考慮事項
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultをデプロイする前に、Oracle Key Vaultのデプロイメント構成を確認して計画することをお薦めします。 - デプロイメント・オプションとシェイプの選択
Oracle Key Vaultノードの要件と、Oracle Key Vaultのみをデプロイするか、Oracle Key VaultとOracle Databaseの両方を一緒にデプロイするかに基づいて、適切なOracle Database Applianceのデプロイメントとシェイプを選択できます。 - Oracle Database ApplianceへのOracle Key Vaultのインストール
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultクラスタの単一ノードまたはスタンドアロンのOracle Key Vaultサーバーを専用モードでデプロイする方法について説明します。 - Oracle Database ApplianceでのOracle Key Vaultの管理
Oracle Database Appliance上のOracle Key Vaultは、他のプラットフォームと同様に管理できますが、いくつかの操作上の違いがあります。
A.1 Oracle Database Applianceについて
Oracle Database Applianceは、ソフトウェア、計算処理、ストレージおよびネットワーク・リソースを統合して、広範なカスタマイズおよびパッケージ化されたオンライン・トランザクション処理(OLTP)、メモリー内データベース、およびデータ・ウェアハウスのアプリケーションのためのデータベース・サービスを提供します。
Oracle Database Applianceでは、ハードウェアおよびソフトウェアを統合することにより、手動でアセンブルされた統合されていないソリューションの複雑さが解消され、インストールおよびソフトウェア・デプロイメントの時間が大幅に短縮されます。また、Oracle Database Applianceでは、多くの場合、最適ではなく管理が困難なデータベース環境になってしまう構成および設定エラーが防止されます。Oracle Database Applianceが提供する高パフォーマンス、可用性、自動化により、停止時間を抑えて、重要なアプリケーションを低コストでより迅速に実行できます。
A.2 Oracle Database ApplianceでOracle Key Vaultを実行する利点
Oracle Database ApplianceでOracle Key Vaultを実行すると、堅牢なセキュリティ、シームレスな統合、完全に検証された互換性、および統一されたカスタマ・サポートのメリットが得られます。
セキュリティ
Oracle Key Vaultは、セキュリティが強化された堅牢なソフトウェア・アプライアンスであり、フル・スタックとオペレーティング・システムの強化のベスト・プラクティスを活用して、キーやその他のセキュリティ・オブジェクトを一元的に管理するように設計されています。
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultをデプロイすると、Oracle Key Vaultによって提供される堅牢な保護機能に加えて、Oracle Database Applianceの強化されたオペレーティング・システム、セキュアなブート、および攻撃対象領域の削減を活用して、セキュリティをさらに強化できます。
どちらの製品も、セキュリティ脆弱性の修正を含む定期的なリリース更新を受け取るため、セキュアなOracle Key Vaultデプロイメントの維持に役立ちます。
動作保証された互換性と検証
互換性要件を満たすハードウェアにOracle Key Vaultをデプロイする必要があります。Oracle Database ApplianceへのOracle Key Vaultのデプロイは、互換性のあるハードウェアのソーシングの課題に対処でき、他のプラットフォームで発生する可能性のあるハードウェアの非互換性を特定して解決する労力が削減されるため、便利で信頼性の高いオプションです。
Oracle Key Vaultの新しいすべてのリリースは、リリース時に使用可能な最新バージョンのOracle Database Applianceで検証されています。このハードウェアとソフトウェア・スタックの同時検証により、組み合せた製品の信頼性の高い動作が保証されます。
効率化されたユーザー・エクスペリエンス
データベース・デプロイメントにOracle Database Applianceをすでに使用している場合は、同じプラットフォームにOracle Key Vaultをデプロイすることで、既存のハードウェア管理の専門知識を活用し、操作の一貫性を維持できます。さらに、組み合せた製品の統合サポート・チャネルを利用できます。
A.3 デプロイメントに関する考慮事項
Oracle Key VaultをOracle Database Applianceにデプロイする前に、Oracle Key Vaultのデプロイメント構成を確認して計画することをお薦めします。
Oracle Key Vaultでは、複数のデプロイメント構成がサポートされています。本番環境には、高可用性を確保するためにマルチマスター・クラスタをデプロイすることをお薦めします。Oracle Cloud Infrastructure (OCI)、Amazon Web Services、Microsoft AzureまたはGoogle Cloudのクラスタ・ノードを使用して、オンプレミスのOracle Key Vaultデプロイメントを拡張することもできます。
デプロイメントを計画する際には、クラスタ・ノードの数やデプロイメントが複数のリージョンにまたがるかどうかなどの要因を考慮します。2つの読取り/書込みペアとして構成された、少なくとも4つのノードを持つクラスタをデプロイすることをお薦めします。複数のリージョンにまたがるデプロイメントの場合は、リージョン間でノードを読取り/書込みペアとして構成します。
- 推奨事項
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultをデプロイする前に検討できる推奨事項です。
A.3.1 推奨事項
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultをデプロイする前に検討できる推奨事項です。
- Oracle Database Applianceごとに1つのOracle Key Vaultノードのみをデプロイすることをお薦めします。
- 4ノードのクラスタの場合は、1つのOracle Database Applianceに2つのクラスタ・ノードをデプロイできます。
- 同じ読取り/書込みペアの2つのクラスタ・ノードをデプロイするために、同じOracle Database Applianceを使用しないでください。
- 複数リージョン・デプロイメントの場合は、読取り/書込みペアのクラスタ・ノードを異なるリージョンにデプロイします。
親トピック: デプロイメントに関する考慮事項
A.4 デプロイメント・オプションとシェイプの選択
Oracle Key Vaultノードの要件と、Oracle Key Vaultのみをデプロイするか、Oracle Key VaultとOracle Databaseの両方を一緒にデプロイするかに基づいて、適切なOracle Database Applianceのデプロイメントおよびシェイプを選択できます。
Oracle Key Vaultは、次のいずれかの方法でOracle Database Applianceにデプロイできます:
- 専用モード(Oracle Key Vaultのみ): Oracle Key Vaultノード専用のOracle Database Applianceを使用します。
- 共有モード(Oracle Key VaultおよびOracle Database): Oracle Key VaultとOracle Databaseの両方を同じOracle Database Applianceインスタンスにデプロイします。
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultなどのアプリケーションをデプロイするための様々なアーキテクチャを理解するには、Oracle Database Applianceへのデータベース・システムおよびアプリケーションVMのデプロイを参照してください。Oracle Key VaultをKVM仮想マシンにデプロイする必要があります。共有デプロイメントでは、分離およびリソース管理のために、Oracle DatabaseとOracle Key Vaultを個別のKVMゲスト・マシンにデプロイすることをお薦めします。
Oracle Database Applianceは、Oracle Database Appliance X11-SやOracle Database Appliance X11-Lなどの様々なハードウェア構成で使用できます。Oracle Database Appliance X11-Sは小規模な構成で、より規模の小さいデプロイメントまたはエントリレベルのデプロイメント用に設計されています。Oracle Database Appliance X11-Lは、大規模なデータベース向けに設計された大規模な構成です。
- シェイプおよびサイズ設定の推奨事項
シェイプおよびサイズ設定の推奨事項は、Oracle Key Vaultデプロイメントのスケール(小、中、大または特大)および選択した特定のアプライアンスのシェイプによって異なる場合があります。これらの構成の詳細をガイドとして使用し、必要な場合は環境に応じて調整します。
A.4.1 シェイプおよびサイズ変更の推奨事項
シェイプおよびサイズ設定の推奨事項は、Oracle Key Vaultデプロイメント・スケール(小、中、大または特大)および選択した特定のアプライアンスのシェイプによって異なる場合があります。これらの構成の詳細をガイドとして使用し、必要な場合は環境に応じて調整します。
- Oracle Database Appliance X11-Sのシェイプの指定
Oracle Database Appliance X11-Sのシェイプの基本構成。 - 一般的なデプロイメント・オプションでのサイズ設定の推奨事項
Oracle Database Appliance X11-S上のOracle Key Vaultの一般的なデプロイメント・オプションでのハードウェア・サイズ設定の推奨事項です。
親トピック: デプロイメント・オプションとシェイプの選択
A.4.1.1 Oracle Database Appliance X11-Sのシェイプの指定
Oracle Database Appliance X11-Sシェイプの基本構成。
- CPU: 32コア(64 vCPU)
- メモリー: 256 GB
- ストレージ: 6.2 TB
関連トピック
親トピック: シェイプとサイズ設定の推奨事項
A.4.1.2 一般的なデプロイメント・オプションでのサイズ設定の推奨事項
Oracle Database Appliance X11-S上のOracle Key Vaultの一般的なデプロイメント・オプションでのハードウェア・サイズ設定の推奨事項。
表A-1 Oracle Database Appliance X11-S上のOracle Key Vaultの一般的なデプロイメント・オプションでのサイズ設定に関する推奨事項
| デプロイメント・オプション | Oracle Key Vaultのシェイプ | データべースのシェイプ | 用途 |
|---|---|---|---|
| 単一のOracle Key Vaultノードの専用モード・デプロイメント |
|
該当なし | 大規模なOracle Key Vault本番環境にお薦めします。 |
| 2つのOracle Key Vaultノードの専用モード・デプロイメント |
|
該当なし | Oracle Key Vaultの小規模から中規模の本番デプロイメント、およびテスト環境と開発環境にお薦めします。 |
| 1つのOracle Key Vaultノードと1つ以上のOracle Databaseの共有モード・デプロイメント |
|
このデプロイメント・モードでは、さらに1つのOracle Database Appliance 12または同等のデータベースをOracle Database Applianceで実行できます。ただし、データベース・ストレージは1.5 TBを超えることはできません。 Oracle Database Appliance 12のシェイプ:
|
Oracle Key Vaultの小規模から中規模の本番デプロイメント、およびテスト環境と開発環境にお薦めします。 |
関連トピック
親トピック: シェイプとサイズ設定の推奨事項
A.5 Oracle Database ApplianceへのOracle Key Vaultのインストール
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultクラスタの単一ノードまたはスタンドアロンのOracle Key Vaultサーバーを専用モードでデプロイする方法について説明します。
- ステップ1: 前提条件および想定事項
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultをデプロイするには、Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultを設定するための前提条件を満たしていることを確認します。 - ステップ2: Oracle Key Vaultアプライアンス・ソフトウェアのダウンロード
このトピックのリンクを使用して、Oracle Key Vaultの新規インストールまたはアップグレードのプロセスを理解します。 - ステップ3: VMストレージの作成
Oracle Key Vaultディスク、インストール・ソフトウェアおよび追加メタデータを格納するのに十分な容量を持つ仮想マシン(VM)ストレージを作成します。 - ステップ4: Oracle Database ApplianceでのOracle Key Vault Applianceソフトウェアのホスト
このトピックでは、Oracle Database ApplianceでOracle Key Vaultをホストするための手順を示します。 - ステップ5: 仮想ネットワークの作成
このトピックでは、必要に応じて仮想ネットワークを作成する手順を示します。 - ステップ6: Oracle Key Vaultのメモリーの再利用
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultのみをデプロイする場合は、必要に応じてHugePages用に予約されているメモリーを再利用できます。 - ステップ7: Oracle Key Vault用のVMインスタンスの作成
このトピックでは、Oracle Key Vault用のVMインスタンスを作成する方法について説明します。 - ステップ8: Oracle Database ApplianceでのVM Managerの起動
仮想ネットワーク・コンピューティング(VNC)環境でVMマネージャを起動して、ユーザー操作が必要なOracle Key Vaultのインストール手順を完了する必要があります。 - ステップ9: Oracle Key Vaultのインストール
このトピックでは、Oracle Key Vaultをインストールする手順を示します。
A.5.1 ステップ1: 前提条件および想定事項
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultをデプロイするには、Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultを設定するための前提条件を満たしていることを確認します。
- Oracle Database Appliance X11デプロイメントおよびユーザーズ・ガイドの説明に従ってOracle Database Applianceが設定されていることを確認します。
- デプロイするOracle Key Vaultのシェイプを決定します。要件を満たすために十分なリソースがアプライアンスにあることを確認します。
この項で説明する手順では、次のシェイプのOracle Database Appliance X11-Sに単一のOracle Key Vaultノードを専用モードでインストールすることを想定しています:
- CPU: 28コア(56 vCPU)
- メモリー: 128 GB
- ストレージ: 4 TB
Oracle Database Applianceでのデプロイメントが異なる場合は、「デプロイメント・オプションとシェイプの選択」の項のガイダンスを使用して、CPU、メモリーおよびディスクの構成値を調整し、必要に応じて以降の手順を変更します。
- 仮想マシンおよびVMストレージに使用する名前を決定します。この項の設定手順では、次の名前と構成を想定しています:
- <OKV VM NAME>: okv_node_1
- <OKV VM STORAGE>: okvstorage
- <vCPU>: 56
- <メモリー>: 128 GB
- <ディスク・サイズ>: 4096 GB
- この項の設定手順のコマンドは、Oracle Database Applianceで
rootとして実行します。ただし、マルチユーザー・アクセス(MUA)を使用してOracle Database Applianceをプロビジョニングした場合は、odaadminユーザーを使用してODACLIコマンドを実行する必要があります。
A.5.2 ステップ2: Oracle Key Vaultアプライアンス・ソフトウェアのダウンロード
このトピックのリンクを使用して、Oracle Key Vaultの新規インストールまたはアップグレードのプロセスを理解します。
A.5.3 ステップ3: VMストレージの作成
Oracle Key Vaultディスク、インストール・ソフトウェアおよび追加メタデータを格納するのに十分な容量を持つ仮想マシン(VM)ストレージを作成します。
- Oracle Key Vaultのディスク・サイズに4 TB。
- Oracle Key VaultのインストールISOファイルに22 GB。
- 追加のメタデータに10 GB。
ノート:
Oracle Key VaultのインストールISOファイルのサイズは、リリースごとに異なります。このため、より新しいOracle Key Vaultバージョンの場合はさらに領域を割り当てる必要があることがあります。VMストレージを作成するには、次のODACLIコマンドを実行します:
odacli create-vmstorage –-name <OKV VM STORAGE> --size <OKV VM storage size>たとえば:
# odacli create-vmstorage –-name okvstorage –-size 4128G
Job details
----------------------------------------------------------------
ID: 6a3f635d-5117-4c45-a2c1-6dfea0803609
Description: VM storage okvstorage creation
Status: Created
Created: November 12, 2025 23:43:08 GMT
Message:
Task Name Start Time
Time Status
---------------------------------------- ----------------
次のODACLIコマンドを使用して、VMストレージが作成されていることを確認します:
odacli describe-vmstorage –-name <OKV VM STORAGE> たとえば:
# odacli describe-vmstorage –-name okvstorage
VM Storage details
--------------------------------------------
ID: 402c1168-a7a7-41d8-b253-01e34a09b341
Name: okvstorage
Created: 2025-11-13 06:54:58 GMT
Updated: 2025-11-13 06:54:58 GMT
Disk group: DATA
Volume name: OKVSTORAGE
Volume device: /dev/asm/okvstorage-103
Size: 4.03 TB
Used: 8.55 GB
Used %: 0.21%
Available: 4.02 TB
Logical Available: 4.03 TB
Mount Point: /u05/app/sharedrepo/okvstorage
Redundancy: HighA.5.4 ステップ4: Oracle Database ApplianceでのOracle Key Vaultアプライアンス・ソフトウェアのホスト
このトピックでは、Oracle Database ApplianceでOracle Key Vaultをホストする手順を示します。
okvstorageに、Oracle Key VaultのインストールISOファイルのディレクトリを作成します。以降の手順では、このディレクトリをOracle Key Vaultアプライアンス・ソフトウェア・ディレクトリと呼びます。mkdir /u05/app/sharedrepo/<OKV VM STORAGE>/iso# mkdir /u05/app/sharedrepo/okvstorage/isoステップ2でダウンロードしたOracle Key VaultインストールISOファイルをOracle Key Vaultアプライアンス・ソフトウェア・ディレクトリにコピーします。これを行うには、scpまたはその他のセキュアな転送方法を使用します。
scp <OKV ISO image> root@<oda-machine>:/u05/app/sharedrepo/<OKV STORAGE NAME>/iso/たとえば:
# scp okv-installer-disc-21.12.0.0.0.iso root@scaoda11s01:/u05/app/sharedrepo/okvstorage/iso/
# ls -l /u05/app/sharedrepo/okvstorage/iso
total 21929984
-rwxr-xr-x. 1 root 22453157888 Nov 12 23:39 okv-installer-disc-21.12.0.0.0.iso
A.5.5 ステップ5: 仮想ネットワークの作成
このトピックでは、必要に応じて仮想ネットワークを作成する手順を示します。
デフォルトのネットワークpubnetを使用するか、カスタム・ネットワークを作成できます。
カスタム・ネットワークを作成するには、次のODACLIコマンドを使用します:
odacli create-vnetworkこの設定には、デフォルトのネットワークpubnetを使用します。
使用可能なVMネットワークをリストするには、ODACLIコマンドを実行します:
odacli list-vnetworksたとえば:
# odacli list-vnetworks
Name Type Interface Bridge Uniform Created Updated
---- ---- --------- ------ ------- ------- -------
pubnet Bridged btbond1 pubnet NO 2025-11-09 11:39:30 GMT 2025-11-09 11:39:30 GMTOracle Key Vaultのネットワーク詳細の収集
後でOracle Key Vaultのインストール時に指定する必要がある必要なネットワーク情報を収集します。
DHCPがサポートされていないため、Oracle Key Vaultサーバーの静的IPアドレスを予約する必要があります。
pubnetを使用する場合のネットワーク情報
Oracle Key Vaultノード用に予約されているIPアドレスを選択します。ゲートウェイおよびネットワーク・マスクには、pubnet vnetworkからのゲートウェイおよびサブネット・マスク情報を使用します。
IPアドレス: <Oracle Key Vault用に予約されているIPアドレス>
ゲートウェイ: <pubnet vnetworkから>
ネットワーク・マスク: <pubnet vnetworkから>
顧客定義のネットワーク使用時のネットワーク情報
Oracle Key Vaultノード用に予約されているIPアドレスを選択します。さらに、このカスタム・ネットワークのゲートウェイおよびネットワーク・マスクをメモします。
A.5.6 ステップ6: Oracle Key Vaultのメモリーの再利用
Oracle Database ApplianceにOracle Key Vaultのみをデプロイする場合は、必要に応じてHugePages用に予約されているメモリーを再利用できます。
次のコマンドを実行して、HugePages用に予約されているメモリーを再利用します:
odacli modify-osconfigurations --number-hugepages 0たとえば:
# odacli modify-osconfigurations -–number-hugepages 0
{
“jobId” : “8526f4c7-f6d9-458f-b029-546f6f931c03”,
“status” : “Created”,
“message” : “Successfully submitted a request to configure OS parameters. Restart of nodes is required. “,
“reports” : [ ],
“createTimestamp” : “November 12, 2025 07:02:27 AM GMT”,
“resourceList” : [ ],
“description” : “Configuring OS Parameter”,
“updatedTime” : “November 12, 2025 07:02:27 AM GMT”,
“jobType” : null,
“cpsMetadata” : null
}Oracle Database Applianceを再起動して、新しい設定を有効にします。たとえば:
# /sbin/rebootA.5.7 ステップ7: Oracle Key Vault用のVMインスタンスの作成
このトピックでは、Oracle Key VaultのVMインスタンスを作成する方法について説明します。
odacli create-vm –-name <OKV VM NAME>
--vcpus <vCPUs>
--memory <Memory>
--size <Disk size>
--vmstorage <OKV VM STORAGE>
--vnetworks pubnet
--boot-options UEFI
--os-variant ol8.10
--source <Oracle Key Vault appliance software directory>
仮想マシンを作成するためのガイドライン
- Oracle Key Vaultに使用されるものと同じオペレーティング・システムのバージョンおよびそのバリアントを使用します。詳細は、リリース21.12に含まれるクリティカル・パッチ・アップデートを参照してください。
- ブート・オプションがUEFIモードのみであることを確認します。
- VMサイズには、Oracle Key Vaultディスク用に予約されたストレージ領域のみを含める必要があり、「ステップ3: VMストレージの作成」で以前に作成したVMストレージの合計サイズとは異なります。VMストレージ
okvstorageには、メタデータやOracle Key VaultインストールISOファイルなどの他のオブジェクトの領域が含まれています。たとえば、仮想マシンを作成するには、新しいVMに4096 GBのVMサイズ、56個の仮想CPU、および128 GBのメモリーを指定し、「ステップ1: 前提条件および想定事項」で説明されているOracle Key Vaultのシェイプの前提条件が満たされるようにします。
#odacli create-vm –-name okv_node_1 --vcpus 56 --memory 128G --size 4096G --vmstorage okvstorage --vnetworks pubnet --boot-options UEFI --os-variant ol8.10 --source /u05/app/sharedrepo/okvstorage/iso/okv-installer-disc-21.x.0.0.0.iso Job details ---------------------------------------------------------------- ID: 74de535e-716e-4f36-b0f7-bbb1cc0914c9 Description: VM okv_node_1 creation Status: Created Created: November 12, 2025 07:03:35 GMT Message: Task Name Start Time End Time Status ---------------------------------------- ----------------------- ---------------------------------------- ----------------次のODACLIコマンドを使用して、Oracle Key Vault仮想マシン(
okv_node_1)が作成されていることを確認します:odacli describe-vm –-name <OKV VM NAME>たとえば:
# odacli describe-vm –-name okv_node_1 VM details -------------------------------------------------------------------------------- ID: 1c99d7ce-0659-46d5-98b6-d99bcf772d84 Name: okv_node_1 Created: 2025-11-12 23:47:41 GMT Updated: 2025-11-12 23:47:41 GMT VM Storage: okvstorage Description: NONE VM image path: /u05/app/sharedrepo/okvstorage/.ACFS/snaps/vm_okv_node_1/okv_node_1 VM size: 4.00 TB Source: okv-installer-disc-21.x.0.0.0.iso Cloned from: N/A OS Variant: ol8.10 Graphics settings: vnc,listen=127.0.0.1 Display Port: 127.0.0.1:0 Status -------------------------- Current node: scaoda11s01 Current state: ONLINE Target state: ONLINE Parameters -------------------------- Preferred node: NONE Boot options: uefi, hd Auto start: YES Fail over: NO NUMA enabled: NO Config Live ------------------------- ------------------------- Memory: 128.00 GB 128.00 GB Max Memory: 128.00 GB 128.00 GB count: 56 56 Max vCPU count: 56 56 CPU Pool: NONE Effective CPU set: 0-63 0-63 vCPUs: 0:0-63 0:0-63 1:0-63 1:0-63 . . . 55:0-63 55:0-63 vDisks: NONE vNetworks: pubnet:52:54:00:13:72:0e
A.5.8 ステップ8: Oracle Database ApplianceでのVMマネージャの起動
仮想ネットワーク・コンピューティング(VNC)環境でVMマネージャを起動して、ユーザー操作が必要なOracle Key Vaultのインストール手順を完了する必要があります。
次のコマンドを使用して、VNCサーバーを起動します:
# vncserver :1 -geometry 1600x900ノート:
表示ポート:1が使用できない場合は、別の表示ポートを使用します。後続のコマンドで同じポートを使用するようにしてください。
次のコマンドを実行して、仮想マシン・マネージャ(VMマネージャ)を起動します:
# export DISPLAY=:1
# virt-manager
A.6 Oracle Database ApplianceでのOracle Key Vaultの管理
Oracle Database Appliance上のOracle Key Vaultは、他のプラットフォームと同じ方法で管理できますが、いくつかの操作上の違いがあります。
Oracle Key VaultがOracle Database Applianceにデプロイされている場合、Oracle Key Vault管理コンソールを使用した停止を除き、すべてのOracle Key Vault操作がサポートされます。この環境に適用される追加の操作上の相違点については、以降の項で説明します。
Oracle Database ApplianceでのOracle Key Vaultの起動
odacli start-vm --name <OKV VM name>Oracle Database ApplianceでのOracle Key Vaultの停止
odacli stop-vm --name <OKV VM name>ノート:
Oracle Key Vault管理コンソールの「Power Off」ボタンを使用して、Oracle Database Applianceで実行されているOracle Key Vaultを停止しないでください。「Power Off」ボタンを使用した場合、Oracle Database Applianceは、Oracle Key Vaultがクラッシュしたと想定して自動的に再起動します。Oracle Database ApplianceでのOracle Key Vaultの一時停止または再開
Oracle Key Vaultが仮想環境で実行されている場合は、一時停止または再開しないでください。この制限は、Oracle Database ApplianceにデプロイされたOracle Key Vaultにも適用されます。
Oracle Database ApplianceでのOracle Key Vaultのクローニング
バックアップおよびリストアのためのOracle Key Vault仮想マシンのクローニングはサポートされていません。かわりに、文書化されているOracle Key Vaultのバックアップおよびリストア手順を使用してください。
Oracle Database ApplianceでOracle Key Vaultを実行している仮想マシンのシステムまたはネットワーク構成の変更
Oracle Key Vaultクラスタ・ノードのIPアドレスは変更できません。この制限は、Oracle Database ApplianceにデプロイされたKey Vaultにも適用されます。
Oracle Key Vaultを実行している仮想マシンのCPU、メモリーおよびストレージを削減することはお薦めしません。この推奨事項は、Oracle Database ApplianceにデプロイされたOracle Key Vaultにも適用されます。





